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利食いと損切りのテクニック トレード心理学とリスク管理を融合した実践的手法ベテラン度:
★★★
アレキサンダー・エルダー,
木水康介パンローリング A5判 448頁 2012年5月発売 本体 3,800円 税込 4,180円 国内送料無料です。 この商品は 11月5日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
目次 | 読者の声 | 日本語版への序文 | 正誤表 自分の「売り時」を知る、それが本当のプロだ!
トレード上達の秘訣 出口戦術と空売りを極めよう! 得てして初心者は、トレードの仕掛け方や、値上がりしそうな株の買い方ばかりに注目する。ありもしない百発百中の“聖杯”を手にして、いきなり大儲けしようという、はかない夢をみがちだ。 しかし、買いや仕掛けはトレードというゲームの、ほんの一部にすぎない。長期的に収益を上げられる自立したプロのトレーダーになるためには、トレードのスタイル、心理学、リスク管理、記録といったものを学び、自分のものにしていく必要があるのだ。マーケットの勝者にふさわしい「資質」を備えられるよう、日々のトレードで鍛錬を重ねなければならない。経験から前向きに学習し、自分自身を常に成長させていくのだ。 こうしたことは、本書の著者、アレキサンダー・エルダー博士の世界的ベストセラー『投資苑』シリーズでも詳しく紹介されている。ただ、本書『利食いと損切りのテクニック』の特長は、これらの要素をピンポイントに解説したうえで、多くの事例が掲載されていること、そして視点を変え、あまり一般的に語られることのないテーマに焦点を当てている点だ――「売り方」である。 売りは大きく2つのタイプに分けられる。「手仕舞い売り」と「空売り」だ。 手仕舞い売りには、目標値での利食いや、許容リスクでの損切りや、途中での見切りの3つのケースがある。仕掛けたトレードが全勝するわけでない以上、どの場合にでも適切に対応することが、運用資金の安定した増加には求められる。 そして空売りをマスターすることで、トレード機会が単純に2倍になる。初心者は空売りを知らず、ただ恐れる。しかしプロは、価格の下落からも売買益を享受しているのだ。とはいえ、マーケットの天井と大底が同じ性質というわけではない。また、上昇トレンドと下降トレンドが同じ性質というわけでもない。株価は上昇するときよりも下落するときのほうが足が速い。 本書は、こうした「売りの世界」について、深く掘り下げており、さまざまなアイデアを提供してくれる。しかも、2007〜2009年の“超”弱気相場での具体的なトレード例が満載されており、そこからも多くの貴重な教訓が得られるはずだ。 さらに、内容の理解度をチェックするため、全115問の確認テストと詳細な解説も収められている。本書をじっくり読み、売る技術の重要性とすばらしさを認識し、トレードの世界を極めてほしい。
「エルダー博士が、あなたに勝ちトレードの利食い方法と、負けトレードの損切り方法を具体的に分かりやすく教えてくれる。彼はトレード心理学とリスク管理をテクニカル分析に上手に組み合わせた。これであなたも、過剰評価された株式を空売りするという、マーケットのプロが愛好するゲームに加われるだろう。株価が急落したときに実践された数々のトレードから得られる教訓は、とても貴重で、実用的だ」
著者紹介アレキサンダー・エルダー博士(Dr. Alexander Elder)プロのトレーダー、トレード講師、心理学者。elder.comとSpileTrade.comを創設し、世界中のトレーダーに教育サービスを提供。著書に『投資苑』『投資苑2』『投資苑3』(いずれもパンローリング刊)があり、各国語に翻訳され、投資書籍の金字塔として世界中のトレーダーたちから支持を得ている。東日本大震災の義援金として、パンローリング社と直接契約の版権から発生した前年分の印税を全額、日本赤十字社に寄託した。 本書への賛辞「本書が提案しているのは、売りと空売りの実践的なテクニックだ。リスクを抑えながら利益を確保していくアレックスの戦術が、ユーモアをちりばめた自然体の文章で、詳しく分かりやすく説明されている。私のお気に入りは、彼のいう「エンジンノイズ」だ。それは(本書に掲載されている)フォード株のすばらしい研究で一目瞭然である。本書を読めば、マーケットの天井と下落を空売りするという難題に、誰でも立ち向かえるようになるだろう。投資家や投機家といった人たちには不可欠の本だ」――デビッド・ワイス(『トレード・アバウト・トゥ・ハプン』著者)「アレキサンダー・エルダー博士は世界で最も尊敬され、トレードに熟練した教師の一人である。私はトレードに関する本を数百と読んできたが、彼の著書は最も価値があり、最も有益なものに含まれるだろう。売り時が分からないトレーダーや、値下がりしているときに利益を上げる方法を知らないトレーダーは、大きな機会を逃し続けているし、自分の資金を不必要なリスクにさらし続けている。本書は真剣なトレーダーや投資家にとって必読の書となるはずだ」――エド・ドブソン(トレーダーズプレス創設者、個人専業トレーダー)
人間は、希望という感情が大好きだ。その株を持っているかぎり、人は希望を持ち続ける。株価が上昇すれば、もっと儲かるだろうという希望が芽生え、株価が下落すれば、底入れは目の前であり、すぐに反転するだろうという希望を抱く。
ほとんどの素人は、こうやってトレードをしている。一方プロはというと、冷静にトレードをすることが多い。プロは、店主が野菜を売買するように株を売買する。まだ青いうちに仕入れ、熟したところで売る。そして、やわらかくなって傷み始めたら、投げ捨てるのだ。
プロの利食いと損切りの手法を学ぶのに役立つだろうと思い、この本を著した。
数々の上げ相場や下げ相場で私が学んできたことを、本書では紹介する。あなたは、価格の上昇だけでなく、下落からも利益を上げる方法を学ぶだろう。
マーケットは2車線道路だ。上がりもするし、下がりもする。そして、抜け目のないトレーダーは、その両方で利益を上げる。
私は米国在住だが、自分の手法を数々の国で教えてきた。それぞれの国でもトレードをしたが、その手法はしっかりと機能していた。
成功するトレードというのは、3つのM から成り立っている。それは心理(mind)、手法(method)、資金(money)である。それぞれが心理学、分析、リスク管理に対応する。(続きを読む) 買ったときは希望に胸を膨らませ、その成長を見守ってきたあの株も、下落に転じて資金を増やすどころか食いつぶし始めれば、もはや手仕舞い売りを考えるときだろう。
買いは楽しい。希望、大きな期待、息をのんで膨らんだ胸から喜びが湧き出てくる。
売りはつらい。しかめ面でするような仕事だ。最期の注射のために老犬を獣医のところに連れていくようなものだ。だが、売らずにすますことはできない。
売りについて語り始めたら話は尽きない。売り――それはいかなるトレードであれ、最後には向き合う現実だ。
本書では、手仕舞いとしての売り、さらには仕掛けとしての売り、つまり「空売り」について論じる。素人は空売りの仕方を知らず、ただその行為を恐れる。一方、プロは相場の下落局面からも利益を出そうと、嬉々として空売りをする。
株価は、上昇時よりも下落時のほうが、ずっと足が速い。そして空売りの方法を知っているトレーダーは、投資機会を2倍にしているのだ。(続きを読む)
(ウィザードブック194)
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