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ドバイ株投資完全マニュアル 企業情報編 特選30銘柄ベテラン度:
★☆☆
石田和靖,
デビッド・サンダースパンローリング 四六判 342頁 2007年12月発売 本体 1,800円 税込 1,980円 国内送料無料です。 この商品は 明日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
ナショナル・バンク・オブ・アブダビのシニア・ファンド・マネジャーの協力を得て出来上がった、ドバイ企業の情報を網羅した日本初のドバイ企業ガイドブック!「アブダビ・コマーシャル・バンク」「タブリード」「エマール・プロパティ」「ガルフ・ナビゲーション」。 ここに挙げた名前を見て「?」と思う方がほとんどのことでしょう(「!」と思った方はかなりドバイ通といえるでしょう)。
トヨタや松下電器などに代表されるような日本の企業情報を入手するのは、日本に住む私たちにとってさほど難しい作業ではありません。 しかし、これが遠く離れた異国の企業であれば、どうでしょうか? 百歩譲って、アメリカやイギリス、フランスといった日本人に馴染みのある国の企業であれば、根気があれば何とかなるかもしれません。ところが、です。新興諸国の企業であればどうでしょうか? 少し想像してみてください。何から始めたらいいのかわからずに、思考停止状態になってしまう方もおそらくいらっしゃるのではないかと思います。 ドバイという国に興味を持った。「これはおもしろそうだ」と、口座を開設してみた。そのような方にとって次に必要なものは、投資先の情報です。具体的に言えば、ドバイの企業についての情報なのです。ところが、日本から直行便でも10時間程度掛かる国の情報ですから、そう簡単には手に入りません。日本の証券会社に尋ねても、まだまだこれからの国である「ドバイ」のことはほとんどわからないことでしょう。 そこで、登場したのが本書です。本書は「ナショナル・バンク・オブ・アブダビ」のシニア・ファンド・マネジャーであるデビッド・サンダース氏の全面的な協力を背景に、ドバイで活躍している企業はもちろん、今後活躍しそうな企業を30社厳選して取り上げ、それぞれの企業についての概要や事業活動、長所&短所、今後の見通しを、箇条書きでわかりやすく紹介しています。おそらく、ドバイの企業についてここまで詳しく語った本はないと思います。 この本を読み終えたときには、 「アブダビ・コマーシャル・バンク」「タブリード」「エマール・プロパティ」「ガルフ・ナビゲーション」をはじめ、ドバイの企業について知識があなたの“脳”と“心”に染みこんでいることと思います。 まだまだヨチヨチ歩きの市場に上場している企業ですから、もちろん、それなりのリスクはあります。しかし、裏を返せば、大化けする可能性も秘めているのです(実際、半年間で3倍に値上がりした銘柄もあります)。 まずは本書で紹介している企業の魅力を知ってください。次に、「これは!」と思う企業があれば、リスクを管理しながら実際に投資をしてみてください。そして、心から愛せるドバイ企業を見つけ、ドバイの成長を温かく見守ってください。 資産運用のひとつとしてドバイを理解していただきたい。それが、本書の願いです。そして、ドバイを好きになってもらうこと。これが、本書の夢なのです。
はじめに『ドバイ株投資完全マニュアル 企業情報編 特選30銘柄』をお手にとっていただき、本当にありがとうございます。前作『ドバイ株投資完全マニュアル』(パンローリング)では、ドバイとその周辺国の経済概略、ドバイ・アブダビ株式市場の基本情報、投資信託を通じて投資する方法、株式市場を通じて投資する方法、証券会社の口座開設や利用方法、情報収集の方法など、初めて「ドバイ」という言葉を耳にする人が、その市場を理解し参戦するためのA to Zを漏れなく記載しました。日本で初めてのドバイ株投資のマニュアル本ということで、「興奮した!」「新しい世界と出会えた!」「イスラムの文化に強い興味を持った!」など、本当に数多くの方に大変な反響をいただきました。ドバイにはさまざまな夢があります。私は、「ドバイの株式市場ってどうなんですか?」と聞かれると、「今、世界でもっともホットな市場である」と自信を持って言えます。それは、ドバイ政府の戦略的な政策であるドバイ・ストラテジック・プラン2015(ドバイ株投資完全マニュアル20ページ参照)が進行中だからです。数多くの経済特区が次々と建設され、そこに世界中から企業や人々が集まり、経済規模が急拡大し、さまざまな雇用やサービスがうまれています。なかでも特に金融セクターはあの地域の中心的な位置づけです。株式市場全体の時価総額に占める割合も、金融・不動産・通信などの業種が大多数を占めます。 ドバイ証券取引所(DFM)もアブダビ証券取引所(ADSM)も、2000年にオープンしたばかりのまだまだ新しい市場です。これから大いに発展・成長が期待できるマーケットではありますが、先進国に比べると時価総額も小さく、銘柄数も少なく、業種にも大きな偏りがありますので、大変ボラティリティの高い市場であると言えます。しかし、短期的な株の値動きに一喜一憂するのではなく、「今後数年間は、ドバイの成長を見守りながら」の投資スタンスで、読者の皆様には、投資しながらドバイを好きになってほしいのです。ドバイを好きになれば、ドバイを理解することができます。ドバイを理解すれば、日々の値動きに一喜一憂することなく長期投資が実践できます。それどころか、むしろ暴落時に買い足すくらいの勇気も出てくるでしょう。また、この本を読んで「ドバイに行ってしまおう!」と実際に行動される方がいましたら、私は本望です。ぜひ現地に飛んでドバイのポテンシャルを肌で感じてください。 とはいうものの、日本人にとってはるか彼方のペルシャ湾岸は、日常でなかなか触れることのできない異文化体験を私たちに与えてくれますが、その反面、情報はなかなか入手しにくく、距離の壁や文化の壁、さらにはイスラム教という宗教の壁が大きく立ちはだかります。 日本に入ってくる海外の情報は、中国・アジア・米国を中心としたアジア太平洋地域のニュースばかりです。中東の情報は数少ないうえに、その数少ない情報がさらに何らかのフィルターにかけられて私たちの手元に届いているという印象を拭えません。 そのような背景もあり、『ドバイ株投資完全マニュアル』の読者の皆様から寄せられた多くのご意見のうち、最も多かったのは、「ドバイ株の企業情報編を早く書いてほしい」というご要望でした。インターネットでの情報収集方法は前作でも詳しく述べましたが、ネットでしかも英語での情報収集は、どうしてもまだまだ敷居の高い作業で、多くの方が銘柄選定に四苦八苦されていることと思います。 前作「ドバイ株投資完全マニュアル」の出版からはや半年。多くの読者様のそんなご要望に何とか応えたいと思い、さらに深くドバイ証券取引所と湾岸経済を理解するための、おそらく日本で初めてとなる『ドバイ株企業情報データブック』を執筆しました。本書は、「さらに深くドバイを理解したい」「ドバイの企業の可能性に長い目で見て投資したい」 そのような方々に向けて、ドバイかアブダビに上場する企業の30銘柄を選定し、そのビジネスモデルや特徴、強み・弱み、各種指標などのデータを盛り込んだ、企業情報となっております。前作と本書のこの2冊で、ドバイ株式市場のことはほぼ網羅できているといっても過言ではありません。前作が入門編という位置づけならば、本書は実践編という位置づけになります。前作を読まれた方が、さらにドバイを理解するという位置づけで、本書を読み進めてください。 この企業情報編では、少しでも信憑性の高い情報を読者の皆様にお届けするために、ナショナル・バンク・オブ・アブダビ(NBAD)のシニア・ファンド・マネジャーであるデビッド・サンダース氏を共著に加えています。サンダース氏は中東地域のファンド・マネジャーとしての経験が長く、同エリアでの株式市場や企業を熟知しており、ブルームバーグなどの金融情報メディアでもコメンテーターとして活躍中です。さらに、同氏の所属するナショナル・バンク・オブ・アブダビは、企業訪問や企業支援などの面でUAEローカルの企業と非常に深い関わりあいを持っているため、欧米の機関投資家と比較しても大変有利な調査基盤が確立されています。ですから、本書には欧米機関投資家が発表するレポートにはないような、ひと味違ったスパイスでの報告も盛り込まれています。そのような状況からも、同氏との共著体制をとれたことで、読者のみなさまに質の高い情報をご提供できると確信しています。どうぞ最後まで一字一句見逃すことのないよう、読み進めていただけたら幸いです。 また、ドバイ・アブダビの両市場は2000年に開設されたばかりの新しい市場で、法制度や情報開示の面などで、まだまだ未熟さも残ります。できる限りのデータを集めましたが、株価指標や財務データなどすべてのデータを入手できない企業もあり、空欄になっている箇所もございますことをご了承ください。 そして、本書はあくまでも企業情報編という位置づけですので、ドバイ基本情報、証券会社の口座開設方法、取引方法などは述べません。詳しくは前作『ドバイ株投資完全マニュアル』をご参照いただけたらと思います。 最後になりましたが、本書に書かれた数多くのデータは、ドバイ証券取引所(DFM)、アブダビ証券取引所(ADSM)、ナショナル・バンク・オブ・アブダビ(NBAD)のご協力によるものです。関係各社に改めて深く感謝申し上げます。 著者:石田 和靖/デビッド・サンダース
情報提供にご協力下さったみなさま 目次はじめに / 本書の使い方 序章 ドバイ市場の概略と今後の見通し ~ Outline of DFM and ADSM market ~
第1章 銀行5銘柄 ~ Conventional Banking sector ~
第2章 イスラム銀行3銘柄 ~ Islamic Banks sector ~
第3章 その他金融5銘柄 ~ Finance and Insurance sector ~
第4章 不動産5銘柄 ~ Real Estate developers sector ~
第5章 建設関連3銘柄 ~ Construction sector ~
第6章 通信3銘柄 ~ Telecom sector ~
第7章 エネルギー関連3銘柄 ~ Oil and Gas sector ~
第8章 運輸・物流3銘柄 ~ Transportation and Logistics sector ~
付録 (本気の海外投資シリーズ7) そのほかのお薦め
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