とびきり良い会社をほどよい価格で買う方法
チャーリー・ティエン,
長尾慎太郎,
山口雅裕
パンローリング
四六判 334頁 2018年2月発売
本体 2,800円 税込 3,080円
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読者のご意見
投資の天才の銘柄選定プロセスを定量的なスクリーニングで完全再現!
投資の達人と同じように投資できる!
グルの投資手法をまねる!
バリュー投資で名高いウォーレン・バフェットは、「私はほどよい会社をとびきり安く買うよりも、とびきり良い会社をほどよい価格で買いたい」と事あるごとに言っている。バフェットに巨万の富をもたらしたのは、この単純明快な経験則だった。そして、これは今や優れたバリュー投資法として世に知られている。この種の投資戦略で富を築くための重要なカギは、株価と企業の質を正確に測ることだ。本書はその両方を1冊で解決する情報源である。
グルフォーカス・ドット・コムの創設者であり、CEO(最高経営責任者)であるチャーリー・ティエンが著したこの革新的な手引書は、投資歴が短い人にも長い人にも優れたバリュー投資で富を築く方法を示してくれる。グルフォーカスに毎月、何千人もの新規ユーザーを引きつけているのと同様の率直で親しみやすい説明で、どの企業が良い投資対象かを判断する方法や適切な市場価格の評価法を順を追ってもれなく教えてくれる。第1部では、最も低リスクで高い利益を得やすい企業の探し方を示す。問題が起きそうな兆候や、飛躍しそうな兆候を見つけるための具体的なアドバイスを含めて、一般に公開されている事業報告書を使うだけで、企業の真の健全性をいかに明らかにできるかを示す。本書で示された考えや原則が実際にどう現れるかをリサーチや自らの実践例によって示してあるため、読者はそれらを安心して利用できる。資産管理に不慣れな人も、今使っている戦略を改良したい人も、成功し続けるために必要な次のことが本書から得られる。
- 企業や株価を効率的に評価するための実践的なツールと便利なチェックリスト
- 手痛い判断ミスを避け、気づきにくい失敗の兆候を見つけだし、バリュートラップを避けて利益を最大にするための手引
- 長期にわたって頼りになる投資リターンを得るための、世界中で用いられている上質なバリュー投資戦略の完璧な入門書であり、腕利き投資家にとっての手引
持続可能で健全なリターンをもたらしてくれるのは優良企業だけだ。そして、本書を読めば、そうした企業の見つけ方が分かる。
■著者紹介
チャーリー・ティエン(Charlie Tian)
チャーリー・ティエン博士はバリュー投資のウェブサイトである https://www.gurufocus.com/ の創設者であり、CEOである。彼はウェブサイト上で公開されているバリュー銘柄のスクリーニングや戦略、リサーチ用のツールの考案者。それらは1カ月で50万人以上の投資家に利用されている。また、世界中の100以上の大学の教授や学生も利用している。ティエン博士はフォーチュン、フォーブス、バロンズなどで取り上げられ、グルフォーカスを立ち上げる前は物理学者であり、アメリカで30以上の特許を取得している。
■目次
監修者まえがき
謝辞
はじめに
第1章 カリスマ投資家たち
第2章 ディープバリュー投資とその問題点
第3章 優良企業だけを買う!
第4章 再び、優良企業だけを買う――そして、それらをどこで見つけるかを知る
第5章 優良株を適正価格で買う
第6章 優良株を買うためのチェックリスト
第7章 失敗、判断の誤り、バリュートラップ
第8章 パッシブ運用、キャッシュの水準、パフォーマンス
第9章 企業をどう評価するか
第10章 相場サイクルと市場のバリュエーション
終わりに
■監修者まえがき
本書は中国人物理学者で、バリュー投資家向けのサイト(グルフォーカス・ドットコム)の主宰者でもあるチャーリー・ティエンの著した“Invest Like a Guru : How to Generate Higher Returns At Reduced Risk With Value Investing”の邦訳である。ティエンはピーター・リンチやウォーレン・バフェットといった株式投資のグルたちの手法について調査を行い、彼らの銘柄選定プロセスを定量的な銘柄スクリーニングのみで再現しようとしたのである。その試みはかなりの精度で成功しており、研究結果はグルフォーカス・ドットコムのスクリーニングツールにも反映され、多くの投資家に利用されている。(続きを読む)
■はじめに
アメリカにやって来る前は、自分が株式市場の熱狂に巻き込まれて、そのせいで経歴をすっかり変えてしまい、まったく異なる人生を歩むことになるとは思いもよらなかった。私は物理学が大好きで、それを何年も研究していたので、いつか物理学の教授になろうと考えていた。それまで、株式市場にかかわったことは一度もなかった。
一九九八年の夏は、テキサス州ということを割り引いても暑かった。私は物理学部のなかでも「ホットな」光ファイバー分野で働くために、テキサスA&M大学に来ていた。当時はインターネットと電器通信産業の画期的な成長期であり、テクノロジーの急拡大に関連するすべてが人気になり、光ファイバーにかかわるものなら何でももてはやされた!(続きを読む)
(ウィザードブックシリーズ260)
読者のご意見
株式投資歴30年以上ありますが、現在まで読んだ投資本の中で No.1です。
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