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相場の黄金ルール 「3つのピークとドーム型の家」で天底と日柄を究めるベテラン度:
★★☆
エド・カールソン,
長尾慎太郎,
井田京子パンローリング A5判 214頁 2012年4月発売 本体 3,800円 税込 4,180円 国内送料無料です。 この商品は 本日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
読者のご意見 伝説のテクニカルアナリストが解明したチャートパターンの秘密 天底を解明する芸術的な技法! 謎だったリンジーモデルが今明らかに! 天底を予測することはできる!? 「永遠に色あせない成功がここにはある」――ロバート・プレクター(『エリオット波動入門』[パンローリング]の著者) 1950年代から1970年代にかけて、ジョージ・リンジーはテクニカル分析におけるいくつかの有益かつ創造性にあふれた革新的手法を考案した。才能にあふれ、風変わりなリンジーは、1991年にこの分野で最も名誉あるマーケット・テクニシャンズ・アワードを受賞した。しかし、これまで彼の研究に関する主な資料は彼が発行していたニュースレターしかなく、これは入手しづらいうえに非常に読みにくかった。 今回、エド・カールソンがリンジーの強力な手法を後世(そしてこの価値を理解する力がある経験豊富な現代の投資家)のために発掘してくれた。カールソンは、リンジーのモデルを分かりやすく整理して視覚的に説明している。本書を使えば、高度な数学の知識がなくても、リンジーの難解な文章を解読しなくても、彼のテクニックを今のマーケットや読者の方が投資している対象に応用することができる。 長期投資家にとっても、短期投資家、マネーマネジャー、マーケット史の研究者にとっても、本書はテクニカル分析にとって必携の書であり、トレーディングの武器庫の必需品である。
著者紹介エド・カールソン(Ed Carlson)CMT(米テクニカルアナリスト協会公認資格)を持つ個人トレーダー兼コンサルタントで、ワシントン州シアトルを拠点としている。MTA(マーケットテクニシャン協会)ポッドキャスト・シリーズの「カンバセーションズ」で司会を務めるほか、シアトル・テクニカル・アドバイザーズ(http://www.seattletechnicaladvisors.com/)を運営している。株式ブローカーとして20年間の経験があり、公認のマーケットテクニシャン。ウィチタ州立大学でMBA修得。
目次日本語版への序文監修者まえがき 謝辞 序章
第1部 リンジーの経歴と『ジ・アザー・ヒストリー』(もうひとつの歴史)
第2部 3つのピークとドーム型の家
第3部 リンジーのタイミングモデル
第4部 カウント 用語集
日本語版への序文本書の執筆には、ジョージ・リンジーの手法を紹介することだけでなく、これを後世に残すという目的もある。彼は、自分のマーケットタイミングの手法について本を執筆しておらず、25年以上発行し続けたニュースレターに断片的に書き残しただけだった。しかし、ニュースレターは時の流れとともに消えてしまう。本書の執筆は、リンジーの手法やモデルを理解するために、これらのニュースレターをできるだけたくさん探し出すことでもあった。本書に掲載した例は、すべてリンジーの時代かそれ以前のデータに基づいている。マーケットは、当時からは劇的な変化を遂げ、古い手法が役に立つのかどうか、読者の方は疑問に思われているかもしれないが、心配はご無用。人間の行動――その本質は恐れと欲望――が変わらないかぎり、本書の手法とすべてのテクニカル分析は有効なのである。すべての例をリンジー自身の資料から引用したのは、本書にできるかぎり私見が入らないよう心がけたためだ。 それでもまだこの手法が現代で有効かどうか、疑問に思われるのならば、ぜひ私が運営するホームページのシアトルテクニカルアドバイザーズ(http://www.seattletechnicaladvisors.com/home.html)にアクセスしてみてほしい。 リンジーがアメリカ以外のマーケットを分析していたかどうかは分かっていないが、彼の手法は人間やマーケットの行動の第一原理(ほかのものから推論することができない基礎的な命題や仮説)に通じるものであり、すべてのマーケットに適用できる。現代のコンピューターを多用したテクニックに何度も失望してきたトレーダーや投資家にとって、リンジーのこのようなマーケットの取り組みは新鮮に感じられると思う。 最後に、本書がストック・トレーダーズ・アルマナック(1967年創刊)の2012年最優秀投資書籍に選ばれたことを、私は大変誇りに思っている。 2012年3月 監修者まえがき本書はテクニカル・アナリストでコンサルタント業を営んでいるエド・カールソンが、かつて相場評論家として人気を博したジョージ・リンジーの相場観測手法を詳細に解説した“George Lindsay and The Art of Technical Analysis”の邦訳である。リンジーは30年以上にわたりニュースレターなどを通じて相場解説を行っていたが、最後まで本人の分析手法の詳細については明らかにすることなく、1987年にこの世を去った。しかしリンジーの手法には今もって価値があると考えたカールソンは、リンジーの死後20年以上たったあともさまざまな手段で資料を集め、研究を行った。カールソンがその集大成として、リンジーのテクニカル分析について平易な解説を試みたのが本書である。さて、カールソンの目論見どおり本書の内容は極めて簡単であるし、ここで解説されていることは、伝統的なテクニカル分析の最終形のひとつと言っても良いトム・デマークの分析手法(デマークの手法はブルームバーグの公式テクニカル分析に採用されている)とかなり重なるものが見られる。このことからも分かるように、テクニカル分析を行う人にとって、リンジーの手法が不変的な価値を持つとカールソンが考えたことは的を射た考えだと言える。 (すべてを読む)
序章ジョージ・リンジーとはだれなのだろうか。そして、私はなぜ本書を執筆することにしたのだろうか。もしリンジーの名前を聞いたことがなければ、2つ目の質問の答えは出ている。彼は1960年代と1970年代に「株の教祖」と言われた人物で、彼のコメントはニューヨーク・タイムズ紙にたびたび載った。ただ、当時は同じようにコメントを発表していた予言者たちの名前が今日でもよく知られているのに、リンジーを知る人は少ない。テクニカルアナリストのなかでさえ彼の名を聞いたことがある人はいても、彼の功績まで知る人はほとんどいないのである。リンジーのアイデアは、歴史の片隅にうずもれかけている。彼は自分の手法をニュースレターで断片的に紹介しただけで、本にまとめてはいない。唯一執筆した本はあるものの、それはマーケットではなく、政治と歴史について書かれている(この本『ジ・アザー・ヒストリー[The Other History]』については第2章で検証する)。本書の目的は、彼が発行した多くのニュースレターで断片的に紹介されている彼独自のモデルをつなぎ合わせ、順を追って分かりやすく紹介していくことにある。(すべてを読む)
読者のご意見本書は、投資顧問業を行っていたジョージ・リンジーが発行していたニュースレターを著者である個人トレーダー兼コンサルタントの...もっと見るそのほかのお薦め
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