「勝ちを最大限に、負けを最小限にする方法」として実際の運用において重要なのは、予想の精度の高さ以上に、建玉の操作と計画性にある。
ファンダメンタルズ、テクニカル分析、相場予測も間違っていない、なのに成績だけは伸び悩む・・・ そんな人はマネーマネジメントに原因がある場合が多い。マネーマネジメントが曖昧になると状況に応じて頻繁に売買を繰り返してしまうため、利食いを延ばすことも損失を抑えることも難しくなってしまう。
ラリー・ウィリアムズが1年で12,000%という実績を残せたのも、予想通りのトレードができているときは資金をいかに増大させ、裏目に出た時はどれだけ資金の減少を最小限に抑えるか、という資金を動かすためのマネーマネジメントにある。
世界に名を残すものは必ずといっていいほど、このマネー・マネジメントを身に付けているのだ。 |
1年で12,000%の運用実績を残した伝説の男
ラリー・ウィリアムズから推薦の言葉
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「 王国へのカギ ―― マネーマネジメント 」
長年の友人であるラルフを、皆さんに紹介できることを非常に嬉しく思う。
私は、ラルフとの研究の成果で多くの富を得ることができた。
マネーマネジメントとは、トレードにおいて最も重要なルールである。
トレンドや価格ももちろん重要だが、
自分の資金をどう扱うべきかを分かっているかどうかは最も大切なことである。
資金管理が出来ていなければ、決して大きな勝利を手にすることがなく、ある場面で少し勝ち、ある場面で少し負ける、という二流の投機家で終わってしまう。あなたが投機家としての大成功の域に達することは決してないだろう。
勝ちは重ねことはできても、富を築くことはなく、
いつも、このトレードからあのトレードへと細かい売買を繰り返すことになる。
さらに資金管理について驚くべきことは、これに関する興味のレベルが実に低く、
正しい方法を学びたいという人たちが少なすぎるということである。財を成すためには、極秘情報や秘密の錬金術など何か特別な秘訣があるのではないかと思っている人がいるようだ。
事実は、そんな期待とは別のところにある。
トレードというビジネスは、自分に有利な状況を作り、その有利さを失わないように絶えず調整し、それぞれのトレードに注ぎ込むべき資金を割り出す規則的なアプローチを持つことで、成り立っているのである。
私だけではなく私の娘も1年で1万ドルを11万94ドルに出来たのも、このマネーマネジメントのおかげである。
このビジネスで致命的なのは勝ちトレードではなく、負けトレードである。
負けトレードは、トレード・スタイルというより、取引口座を破壊するトレードなのである。
成功へのカギとなるのは、「負けトレードをどうするか」である。
将来を感知するのは、困難だ。
しかし、私たちは学習することで負けをコントロールでき、勝ちを伸ばすことが
できようになる。
Mr.マネーマネジメントであるラルフは
今回のセミナーで「最高の公式とマーケットツール」を皆さんにお届けするだろう。
Larry
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システムの開発では収益性の高い90%正確なシステムを設計するのは、いとも簡単なことである。
ただ、実際に、そんなシステムで儲かった例はない。
疑問に思われるだろうか?
たとえばこうである。
この90%システムの勝ちトレードごとの収益が1000ドルだとして、まず9連勝。
総収益が9000ドルに達したとする。
そして、負けトレードで2000ドル。残高は7000ドルにダウン。その後再び9連勝。残高は1万6000ドル。そして負けトレード。この負けトレードは大きくてシステムの許容限度一杯の1万ドル。残高は6千ドルまでダウン。
ところが、残高の上昇に伴って、実際にはこの時点で倍の量をトレードしているため、損益は2万ドルとなっており、取引口座に4000ドルの穴を開けることになる。
90%正確なシステムなシステムなのに、である。
資金管理の重要性については、前にも述べたとおりである。
命取りになったのは負けトレードである。この負けトレードを回避し、資金管理を導入する必要がある。
――「ラリー・ウィリアムズの短期売買法」から抜粋――
このセミナーDVDは、個人投資家の皆様に資金管理とポートフォリオの構築について深く理解をしていただくことを目的としています。
これらを学ぶことで、これまでのトレードのやり方が一変するかもしれません。
本セミナーDVDは初心者ではなく中級からベテランのマネーマネジャーを対象とします。
今回、わたしは私の知る資金管理の知識すべてを論じます。
セミナーは大きく分けて二部構成となり、第一部では、数学の使用を極力避け、概念について説明。
第二部では、概念の数学的構造と適用について深く言及します。
参加者に徹底的な講演を期待してもらいたいのは、以下の項目。
■ギャンブル理論と資金管理
――なぜ資金管理はトレードと全く同じくらい(恐らくはそれ以上に)重要なのか?
■統計的依存性を測定する方法
■オプティマルf
■シナリオの立案
■モダンポートフォリオ理論
■「ニューレバレッジスペース」モデルについての徹底的な説明
■ドローダウンと破滅リスク
(実際のところ、どうしてこれが「バリューアットリスク(VAR)」の定量化の方法なのか?
なぜこれらをポートフォリオの構築に用いることが非常にまずい考えであるか
――代案を提示する――
プロのファンドは何をしているのか(売買戦略と資金管理の両面から)そして、多くの場合、それを知ることなく、どのようにして「レバレッジスペースモデル」と連動してトレードをしているのか。
資金管理の幾何学――そしてそれが、私たちのしていることの見方にどのように影響をもたらすか、ストップ(逆指値)の引き締め、利食い、オプション戦略の組み入れなどの観点でトレードに変化を求めているかもしれないこと。
時間が許せば、ある市場(システム)をトレードするとき、そしてそのトレードをやめるときについての新しく未知の部分について言及するだろう(言い換えれば、ポートフォリオに組み入れるとき、外すときについて)。
このセミナーの最後の部分は、さわりになる。しかし、セミナーはわたしの知っているすべてを伝えることを条件とするのは、
当然のことである。
セミナー後にあなたが得た知識により最高の時を過ごせることが、私にとっての最大の使命であり喜びです。
――ボリンジャーバンドの生みの親、ジョン・ボリンジャーから推薦の言葉――
ギャンブルと投資というまったく異なる2つの世界を融合させた話はこれまでに例がなく、彼はそれを見事にやり遂げている。投資家たちはこれまでギャンブルの世界を自分たちとは無縁のものとして無視し続けてきた。当然ながら、そこから得られる貴重な教訓に目を向けることもなかった。投資家たちは気づいていないかもしれないが、ギャンブラーたちからは学ぶべき多くのことがある。今こそ、このことに注目するときではないだろうか。
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