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侠気の相場師・マムシの本忠 吉原軍団が行くベテラン度:
★★☆
鍋島高明パンローリング 四六判 上製本 376頁 2010年3月発売 本体 1,800円 税込 1,980円 国内送料無料です。 品切れのためご注文いただけません。 (発送可能時期について) Tweet
戦後の商品先物業界で「マムシの本忠」と恐れられた本田忠――小豆、大豆、生糸、乾繭など数々の仕手戦を演じ、全国長者番付で稼ぎ頭になったかと思うと、翌年は巨損を抱え、有史以来の税金還付を受けるなど浮沈極まりない相場師人生を歩む。桑名筋・板崎喜内人、静岡筋・栗田嘉記、勝馬筋「ヤマケン」、寺町博、帯広筋・鈴木樹、昇純一、伊賀の忍者…など戦後商品先物史を彩る名うての相場師たちと、ある時は連合し、ある時は敵対した。「市場の華」と称されたかと思うと、マムシのように忌み嫌われた。
本田忠は相場師であると同時にM&A(企業買収)にも奔走した。長崎で産声を上げた吉原商品を率いてわずか数年で全国のシェア20%を誇る「吉原軍団」を築き上げた辣腕経営者でもある。「マムシの道三」と呼ばれた戦国の武将斎藤道三は次々と領土を広げ、部下たちに分け与えながら、天下をうかがった。先物戦国時代の道三に擬せられて「マムシの本忠」と名付けられた。83歳の今も相場を張り続ける。この本には老いを知らない「マムシの本忠」のすべてがむき出しにされている。 目次はじめに序 章 諂う者を友とせず/「蝮の道三」に擬せられる/おれはサルベージ屋だ/ 財布も時計も持たない大金持ち/こずかた治著『仕手相場』のモデル/かすり傷を恐れるな コラム�� 本田が尊敬する人物・児玉源太郎
第1章 上海から長崎へ叔父の養子となり上海で育つ/ある武勇伝/憂愁の町に貿易風が吹く/たった二カ月の代用教員/ 衣料品店を開業/商品取引所設立ラッシュの中でコラム�� 社会主義に関心あった博才の人 コラム�� 先を見抜く目
第2章 小さな旗揚げ木原武男を知る/中井繊維の長崎出張所長/吉原米穀の誕生/暴虎馮河の面々/吉原米穀、躍動始める/大衆相手に異彩の営業手法/快進撃が幸運を呼び込む/富士商品の誕生/立川・本田両常務が仕切る/運命共同体を形成/木原武男の裁定に従う/吉原米穀から吉原商品へ/吉原軍団内の盛衰コラム�� 創業2年、多額売買で表彰受ける コラム�� 座禅初日で退散
第3章 本田を巡る人々――木原、吉川、立川、榊原、村崎木原武男――創業社長、四十九歳で急逝/人生は投機である/趣味は人づくり/早すぎる死吉川正雄――女房役、潤滑油に徹し、分を守る/「本田さんは単刀直入の人」/経営会議でポイントつく本田/本田もあきれるマージャン狂 立川政弘――「吉原の歴史は受難の歴史」/本田「四修で一高、東大に入れた男」/関門商取でいじめ受ける/シマをなくす抵抗の歴史/「シート蒐集狂」の仇名/取引所行政へ発言力高める狙い/本田とは対照的な立川政弘 榊原秀雄――本田に兄事する/本田と木原の人柄に惚れる/孤独な客外交から皆と仕事する楽しさ/ ジャスダック上場のトップ切る/中井繊維に在籍のまま吉原入り/本田の影法師 村崎 稔――本田に「ノー」と言う気骨の士/晃商事、共栄商事の再建に成功/本田にエール送る三木瀧蔵/名門神戸一高出身、辛酸/進学断念、川崎製鉄に入社/本田と四十年超す交友歴/感動呼んだ古川昭夫への弔辞/反骨の経営者/壮心不已/〔弔辞〕 コラム�� 「本田忠は相当な男だ」元神戸生絲取引所理事長三木瀧蔵
第4章 驀 進先物戦国時代の斎藤道三/清水正紀の宴席を蹴る/本田忠の国盗り物語/役所ともたれ合う?/ 吉原商品、東京に拠点築く/豊橋乾繭取引所理事に就任/乾繭市場は本田の庭だった/窮鳥懐に入れば……/社員持株制で士気高揚/時代が変わればビジネスモデルも変わる/道徳を強調する余り滅亡した宋の国/論語と算盤の両立説く渋沢栄一/吉原グループの拡大・変遷図コラム�� 銀座進出で大喜びの吉川正雄 コラム�� 本田の帰国第一声は「ニッポン買いだ」
第5章 吉原軍団が行く(�機法宗輯饑悗僚叔��犁噺挟ニ�取引所�瓩琉枉里癲慎噺供⊃裕い痢崚豕�小豆」なくても三位/吉原恐るべし/吉原全体の七〇%を繊維で占める/吉原商品、怒濤の攻め/人絹糸で記録的売買/ダントツの首位/「乾繭の吉原」は変わらず/疾風迅雷の十年コラム�� 名実ともに本田社長誕生は昭和45年1月だった
第6章 三分割の奇手放つ三分割を断行/役職員の生活守る/吉原軍団、一大勢力へ/強烈な営業削減策/三分割の詳細/大振り替わりの鬼手/海外脱出を図る人々/宮辺の裏切りと松山事件の真相/わたしを逮捕しろ
第7章 吉原軍団が行く(�供法宗宿垰狡擦里茲Δ防颪ぞ紊�る「全治十年」説を覆す底力/吉原健保組合の誕生、初代理事長に本田就任/一位 旧吉原九・二%、二位 富士七・一% 188/君臨すれど統治せず/一位 富士、五位 エース、十位 第一/生糸・乾繭市場を席巻/新東グループを傘下に収める/本田への一極集中を警戒/本田直系九社の陣容/吉原グループは総勢三千二百余名/入れ替わり激しいランキング/岡地首位、加治屋上位うかがう/多発する商品取引員の違約の中で
第8章 関門商取理事長選――本忠、一世一代の大勝負たった一度の理事長選挙/負けを覚悟で旧体制に挑む/ 歴史に残る投票で決着へ/遠藤英雄の照れ笑い/ 智謀の人・阿部孝村/原口厚生の質問に事務局しどろもどろ/ 本田「選挙が私情を制御する」/真の狙いは福岡移転?/ マスコミは本田を支持/北内から佐伯へ変わった事情
第9章 敗軍の将、大いに語る――「燕雀、鴻鵠の志を知らんや」理事長は経営者であれ/シコリにも陰性と陽性がある/元大穀取常務の吉次を担いだわけ/北内正男、理事長に意欲/本田「佐伯理事長には反対だ」/山口哲士の説得工作失敗/本田、「吉次副理事長」を逆推薦/明け方三時に及んだ北内の説得/最後まで選挙に反対だった佐伯義明/約束を守らない遠藤英雄/関門御三家のご都合主義/一日も早く福岡へ移転せよ/加藤幸男の侠気に感服
第10章 本田忠、清水内閣で大蔵大臣人材、雲霞の如きころ/清水総裁、本田幹事長/主要ポストを吉原軍団で独占/頑張る関西勢、層が薄い東京勢/笑いが止まらぬ本田忠/村崎、第二次山本博康内閣で初入閣/多々良内閣で村崎文部、中野郵政、橋本建設、伊藤科技庁/吉原軍団から 六人入閣/ ピスク開設で世間の本田観が一変/戦後商取界のマンモス
第11章 リーダーの横顔昭和五十四年当時の各社経営トップ/金取引所に本田直系の四社、一グループ一社の壁破る/三分割効果てきめん/中村重光と本田の関係コラム�� PISC開発と異色の人材 コラム�� 藤村富美男氏、都通商社長室長に就任 コラム�� 自動制御付きの新取引「ポップ」を開発
第12章 希代の相場師終世現役相場師/人の行く裏に道あり花の山/ピンカイ、二ヤリ/タバコの先端に本田の神髄/「特定委託者とは俺のことか」/東穀取への意趣返し?/昭和五十二年の小豆解合事件/本忠退治策/悪夢の六月九日/四面楚歌/大豆で大勝利/大倉商事を売却/大倉商事を手放した理由/奇しき縁、「灘万」の一夜/「勝馬筋」と本田を結ぶ「帯広筋」鈴木樹/昇の泣きに侠気の本田/伊賀の忍者のことコラム�� 全国長者番付19位 終わりに そのほかのお薦め
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