1998年1月に1つのベンチャー企業が破産宣告を受けて倒産した。インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた、ハイパーネットという企業だ。当時、大手証券会社や銀行などから融資の申し出が殺到し、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長までが面会を求めてきたという"栄光"から、わずか2年足らずの間での転落劇だった。
なぜ、ハイパーネットは挫折したのか。「元社長」の板倉さんが倒産の理由を1冊にまとめたが、著者の体験から日本ではなかなかベンチャー企業が育たない原因がどこにあるのかを浮き彫りにしている。 私自身もベンチャー企業の経営者としては、この本を読んで、大変勉強になった。サラリーマンなら、誰でも起業の夢を一度ぐらい見ていると思う。ただ、情熱だけで、なかなか成功しない。しっかりとした計画を持ち、人材、資金など面にはある程度に準備する必要がある。先輩企業家の経験も大変よい見本になると思うので、起業の前にできるだけ、沢山の経営者と会うことをお勧めしたい。
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