FXのテクニカルに関する本と思って書店で手にしたところ
通貨ペアの相関や、通貨と金・原油との関係なども扱っていたので
面白そうだと思ったのが購入のきっかけ。
2000年以前の為替の歴史(重要イベント)がまとめられていたり
為替の長期と短期それぞれの変動要因についてファンダメンタル分析と
テクニカル分析、また統計指標の使い方が紹介されていたりと
FXトレーダーにとって、さまざまな知識を幅広く身につけることができる。
著者海外のFXアナリスト兼トレーダーであり、
外から日本や日本円を見た視点も参考になる。
内容は2003年ごろまでと若干古いものの為替取引については
普遍的な内容であるため、その時しか使えないようなものではない。
FXを長く続けようとするトレーダーにとっては基礎体力をつけるための良書。
個人的には、もっと早く手にしたかった一冊。