株式投資で全くうまくいかずに、自分の投資法を見直していた時に、考え方を変える
きっかけになった本です。それまでは、とにかく買い一辺倒、信用でナンピンを繰り返すなかでやられまくる毎日。90年代の暴落で自分の資産をなくし、何かのヒントを得ようと模索していました。
空売りでもやられているなか、つなぎ売りという考え方を知り、余裕を持って実行することが必要だと痛感しました。本書は難しい部分もありますが、一読すると自分の思考回路を変えるという点で非常に役に立ちました。
つなぎ売りは、新興市場の信用買いや、無理な空売りよりも儲かる確率は高い。
やられた投資家は是非、読んでみると考え方が変わるきっかけになるでしょう。
先物やオプションでも、同様の考え方ができるわけです。
特に、サラリーマンは相場が見られないので、安心して仕事に打ち込むためにもヘッジの意識は重要です。
サラリーマン時代に、指値で注文を入れて定期的に利益を上げてきましたが、下げ相場を歓迎できるような心理状態になった頃から、大きな利益を上げることができるようになりました。
持ち株を売り切ったら、その後は何も出来ないのです。
今でもこの本の言葉のなかからヒントが見つかることがあります。
明日から売買がうまくなるといった内容ではありませんが、株式投資の方法をいろいろな視点で考えるきっかけを作ってくれる本だと思います。