投資をしていると、うまくいくときばかりではありませんね。また、うまく行っ
ているときでも「もしかして終わりの始まりかな?」などと不安になるものです。常に悩み、迷うものです。
そんな時、道を開いてくれる珠玉の一冊が『こっそり読みたい 相場の法則』で
す。ひとことで言えば「相場格言集」です。
これまでの同種のものとの違いは、さまざまな局面に合致する格言をわかりやすく分
類してあることです。
「投資家心得」「相場の裏を行く」「騰落の法則」「損切り」「休むべし」・・・と
いう具合に先人の遺した格言がまとめられています。
自分が置かれている状況にあわせて、格言を見つけ、次の一手を導くことができま
す。
まるで、聖書のようなものといえます。
私は、これが大事と思うページに付箋をしていたのですが・・・ほとんどのページに貼り付ける始末でした。
著者の前野晴男氏は「投資書籍の殿堂」千代田書店の名店長だった方です。同時に、投資書籍に関する造詣も深く、今回の著書は、氏のこれまでの研究成果をすべて収めたものといえます。ハンパなものではありません。御一読を!
最後に、収録されている格言のなかから、独断と偏見で選んだ3つの格言を紹介します。
*相場に理屈は禁物なり
*投資とは失敗に終った投機のことである
*相場をやるには古今東西の歴史を読め
いかがですか?考えさせられましたか?