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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/07/30 17:10,
提供元: フィスコ
30日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日続伸、エネルギーや銀行・保険に買い
*17:10JST 30日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日続伸、エネルギーや銀行・保険に買い
30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.01ポイント(0.17%)高の3615.72ポイントと3日続伸している。約3年7カ月ぶりの高値水準を切り上げた。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。足もとでは、中央政府が少子化対策として、満3歳までの子どもを対象とした育児手当として、1人当たり年間3600人民元(約7万4500円)を支給すると発表した。また、下半期の政策方針を決定する中央政治局会議が月内に開かれるとみられているため、追加の刺激策が打ち出されることも期待されている。中国景気の先行き不安も後退。国際通貨基金(IMF)が29日公表した世界経済見通し(WEO)では、中国の25年成長率予想が前回の4.0%から今回4.8%に引き上げられた。そのほか、ゴールドマン・サックスは最新リポートで、MSCI中国指数の12カ月先予想を上方修正している。
ただ、上値は限定的。指標発表を前に積極的な買いが手控えられ、指数はマイナス圏で推移する場面もあった。中国ではあす31日、国家統計局などによる7月の製造業PMIと非製造業PMIが公表される予定。最新の市場コンセンサスでは、製造業PMIが6月の49.7と同水準、非製造業PMIは6月の50.5から50.3にやや低下する見通しだ。一方、貿易問題を巡り、米中が29日までスウェーデンで開いた閣僚級会議では、8月12日に期限を迎える追加関税の一時停止措置を3カ月延長する方針などが確認された。最終決定はトランプ米大統領が30日に判断する。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、石油・石炭の上げが目立つ。中国石油化工(600028/SH)が1.9%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.8%高、中国海洋石油(600938/SH)が1.4%高、中国神華能源(601088/SH)が1.8%高、中国中煤能源(601898/SH)が1.7%高で引けた。
銀行・保険株もしっかり。中国農業銀行(601288/SH)が1.5%、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.4%、新華人寿保険(601336/SH)が3.6%、中国平安保険(601318/SH)が2.1%ずつ上昇した。消費関連株、公益株、素材株なども買われている。
半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)や金地集団(600383/SH)、新城控股集団(601155/SH)がそろって2.7%安、万業企業(600641/SH)が1.7%安で取引を終えた。ハイテク株、医薬株、軍需産業株、自動車株、証券株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.13ポイント(0.05%)安の268.55ポイント、深センB株指数が5.30ポイント(0.41%)高の1302.00ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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