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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/01 16:46, 提供元: フィスコ 1日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で3日ぶり反発、医薬株に買い*16:46JST 1日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で3日ぶり反発、医薬株に買い1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比12.69ポイント(0.38%)高の3348.44ポイントと3日ぶりに反発した。 自律反発狙いの買いが先行する流れ。上海総合指数はこのところ下落基調を強め、前日は約4週ぶりの安値を付けていた。中国景況感の改善もプラス。取引時間中に公表された民間集計による3月の財新・中国製造業PMIに関しては、市場予想(50.6)を上回る51.2に上昇した。前日発表の国家統計局による3月の中国景況感指数に関しても、製造業PMIと非製造業PMIが予想をそれぞれ上回っている。ただ、上値は重い。トランプ米大統領は4月2日、貿易相手国に同水準の関税を課す相互関税の内容について発表する予定だ。内容を見極めたいとするスタンスが積極的な買いを手控えさせている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、医薬の上げが目立つ。山東魯抗医薬(600789/SH)がストップ(10.0%)高、浙江華海薬業(600521/SH)が5.6%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が5.3%高、人福医薬集団(600079/SH)が4.4%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が3.7%高、上海医薬集団(601607/SH)が2.4%高で引けた。「ロシアで未知のウイルスが蔓延している可能性がある」と報じられたことなども思惑買いにつながっている。 軍需産業株も高い。航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が5.2%、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が3.6%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が3.5%、衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)が2.1%、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が1.8%、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が1.7%ずつ上昇した。 発電株もしっかり。国電電力発展(600795/SH)が3.6%高、浙能電力(600023/SH)が2.6%高、国投電力(600886/SH)が1.9%高、華能国際電力(600011/SH)と中国核能電力(601985/SH)がそろって1.7%高で取引を終えた。資源・素材株、消費関連株、ハイテク株、不動産株なども買われている。 半面、銀行株はさえない。中国建設銀行(601939/SH)が1.8%、興業銀行(601166/SH)が1.6%、中国銀行(601988/SH)が1.4%、中国工商銀行(601398/SH)が1.3%ずつ下落する。前日は大手行の資本増強を手がかりに、同セクターは逆行高していた。自動車株、通信株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.48ポイント(1.28%)安の269.26ポイント、深センB株指数が4.09ポイント(0.34%)高の1223.60ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |