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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/01/24 16:56, 提供元: フィスコ 24日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、ハイテク株に買い*16:56JST 24日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、ハイテク株に買い24日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比22.46ポイント(0.70%)高の3252.63ポイントと続伸した。1月2日以来、約3週半ぶりの高値水準を回復している。 当局の相場安定化策に対する期待感が引き続き市場を支えた。中国金融当局は23日、「中長期資金の株式市場導入工作の推進に関する実施計画案」を発表。Pモルガン・チェースは最新リポートで、保険会社や養老保険基金、公募ファンドなどが運用資産総額の5%を追加で株式投資した場合、3兆7000億人民元(約79兆4140億円)規模の資金がA株市場に流入すると試算している。米中対立の過度な警戒感も薄らぐ。外電は24日午前(日本時間)、トランプ米大統領がメディアインタビューで、「どちらかと言えば、中国に対し関税を使わずに済むのが望ましい」と語った。上海外国為替市場では対米ドルの人民元が急伸し、一時、昨年11月下旬以来の元高水準に達している。大型連休を前にした様子見で指数は安く始まったものの、程なくプラスに転じた。中国は来週、28日から春節(旧正月)の大型連休がスタートし、本土市場は28日〜2月4日まで休場となる。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)と光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)がそろってストップ(10.0%)高、半導体装置メーカーの吉林華微電子(600360/SH)が5.0%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が4.0%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が3.9%高で引けた。用友網絡は24日、2024年12月期決算の赤字拡大見通しを発表したが、嫌気する売りはみられていない。 証券・保険株も高い。国泰君安証券(601211/SH)が6.1%、海通証券(600837/SH)が5.2%、中国銀河証券(601881/SH)が2.1%、中国太平洋保険(601601/SH)と中国人民保険集団(601319/SH)がそろって1.3%ずつ上昇した。自動車株、インフラ関連株、資源・素材株、医薬株、不動産株なども買われている。 半面、発電株はさえない。国投電力(600886/SH)が2.1%、国電電力発展(600795/SH)と浙能電力(600023/SH)がそろって0.9%ずつ下落した。酒造・飲料株や海運株、銀行株の一角も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.96ポイント(0.74%)高の265.48ポイント、深センB株指数が4.73ポイント(0.40%)高の1198.59ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |