| 携帯版 |
|
|
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/07/24 11:31, 提供元: フィスコ ナガイレーベ Research Memo(1):足元厳しいが、2026年8月期は12.3%の営業増益を予想*11:31JST ナガイレーベ Research Memo(1):足元厳しいが、2026年8月期は12.3%の営業増益を予想■要約 1. 2026年8月期第3四半期の業績概要 ナガイレーベン<7447>の2026年8月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.7%減の13,267百万円、営業利益が同3.5%減の2,813百万円、経常利益が同1.2%減の2,958百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.0%減の2,046百万円となった。遅れていた期ずれ案件の取り込みや2026年2月からの値上げ効果があったが第1四半期の出遅れが響いて売上高は微減収にとどまり、営業利益は減益となった。売上総利益率は値上げ効果等により40.0%(前年同期は39.6%)と改善した。一方で販管費は同5.1%増とほぼ予算どおりとなったため、営業利益は減益となった。中東情勢の影響などで特に患者ウェアの売上高が同10.5%減と大きく落ち込んだことが収益の足を引っ張った。 2. 2026年8月期の業績見通し 2026年8月期の連結業績は、売上高が前期比6.0%増の18,000百万円、営業利益が同12.3%増の4,025百万円、経常利益が同13.3%増の4,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.7%増の2,900百万円を見込み、期初予想を据え置いた。第3四半期までの結果を見ると達成は容易ではないが、コア市場では期ずれ案件を確実に取り込むことに加え、低価格市場への戦略製品投入により増収を見込む。注力している周辺市場では、原油価格の落ち着きに伴い患者ウェアの回復が見込まれ、手術ウェアのリース化推進などにより増収を図る。利益面では為替の影響、加工賃や原材料費の上昇などが続く可能性があるが、2026年2月からの価格改定により売上総利益率は40.3%(前期は39.5%)と改善を見込んでいる。販管費の伸びを同3.5%増に抑えることで営業利益は同12.3%増を見込んでいる。中東情勢の影響により、一部ではディスポーザブル商品からリユース商品への見直しが進む可能性があり、同社にとってプラス要因も考えられる。今後の動向を注視する必要があるが、現時点では予想を変えていない。 3. 中期経営計画と株主還元 同社は、2025年8月期の実績を踏まえ、それまでの計画をロールオーバーした中期経営計画を推進しているが、当期中間期においてその計画に変わりはない。目標として、2028年8月期に売上高195億円、営業利益47億円を掲げ、引き続き「市場戦略」「商品戦略」「生産戦略」を推進し目標を達成する計画だ。株主還元については、進行中の2026年8月期の年間配当を当初の60.0円から70.0円(予想配当性向72.5%)へ増配することを発表した。さらに自己株式の取得についても、既に中間期中に528千株(999百万円)の自己株式取得を行ったが、下半期(2026年6月〜10月)も上限600千株(上限10億円)の自己株取得を行うことを発表済みだ。また2025年11月28日付で5,000,000株の自己株式消却を行っている。強固な財務体質に加え、このような積極的な株主還元の姿勢は大いに評価できる。 ■Key Points ・2026年8月期第3四半期は、第1四半期の出遅れが響き3.5%の営業減益も許容範囲内 ・2026年8月期は期ずれ案件の取り込みや価格改定等で増収・2ケタ増益見込み。株主還元にも積極的で年間70.0円配当(予想配当性向72.5%)を予定 ・中期経営計画に沿って2028年8月期に営業利益47億円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》 記事一覧 |