|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/10/14 11:06,
提供元: フィスコ
極東貿易 Research Memo(6):事業ポートフォリオ戦略の最適化と大型新規事業の開発を目指す
*11:06JST 極東貿易 Research Memo(6):事業ポートフォリオ戦略の最適化と大型新規事業の開発を目指す
■中期経営計画と成長戦略
極東貿易<8093>は、中長期的な発展に資する取り組みとして、2021年5月に中期経営計画「KBKプラスワン2025」(2022年3月期〜2026年3月期)を策定した。この計画では事業ポートフォリオの最適化を実行し、注力すべき事業領域を選別して収益力の強化を目指すとともに、サステナブルな社会を実現するための新分野における事業展開と投資を実行することで、新たな収益の源泉を創出するとしている。
1. 中期経営計画「KBKプラスワン2025」の概要
・環境・社会・ガバナンス体制(ESG)
サステナブルな社会を実現していくために、同社が培ってきた技術や顧客資産を生かした多様なESGビジネスを展開し、企業価値を高める。
・事業戦略(事業ポートフォリオ戦略)
新規事業創出のために3つの事業部門を横断したプロジェクトチームを設置した。また、5年間で総額50億円の投資枠(M&A)を設定した。5〜10年展望で種をまき、新しい事業の柱を同時並行で複数育成する。
・財務・資本戦略
ROE8%以上の水準を目指し、資本効率性の向上を図る。中期経営計画の前半3年間においては、自己資本を積み増さず、資本効率性も考慮に入れながら、積極的な株主還元(配当性向100%)を実施する。後半2年間は通常配当により持続的な増配を目指す。
・株主価値/企業価値の向上
資本コストを上回るリターンの確保とともに、東京証券取引所(以下、東証)プライム市場(流通株式時価総額100億円以上)の上場条件を満たす。既に、2022年4月の東証の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行している。
2. 中期経営計画(数値目標)の見直し
同社は、中期経営計画の前半3年間(2022年3月期〜2024年3月期)で、事業ポートフォリオの最適化や新規事業分野への資源配分、株主価値向上のための施策を進めてきた。2024年3月期にはコロナ禍の影響から回復し、収益改善が見られるようになったが、ウクライナ情勢によるロシア事業の消失や中国経済の落ち込み、M&A等の成長投資の遅れなどにより、当初の目標との差が生じていた。そのため、2026年3月期の数値目標を再設定し、連結経常利益は当初目標の25億円から19億円に、ROEは当初目標の8.0%から5.4%と修正した。
なお、数値目標の1つである「M&Aなど投資枠」(計画期間5年間で総額50億円)の設定はそのまま継続し、引き続き成長投資に取り組む。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水 啓司)
《HN》
記事一覧
2025/10/14 18:28:14日の香港市場概況:ハンセン指数は7日続落、米中関係の悪化懸念で1カ月ぶりの安値
2025/10/14 18:22:14日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、米中貿易摩擦の再燃懸念で
2025/10/14 18:15:日経平均テクニカル:大幅続落、直近マド埋めに警戒
2025/10/14 18:10:イー・ガーディアン---2025年9月期通期業績予想を下方修正
2025/10/14 18:08:ALiNK---石川県・輪島温泉郷に県外から約300名のファンが集結 温泉むすめ主催の復興支援イベントが大盛況
2025/10/14 18:05:室町ケミカル---譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了
2025/10/14 18:02:欧州為替:ドル・円は小動き、様子見ムードで
2025/10/14 17:33:フロンティア・マネジメント:経営支援・M&Aアドバイザリー企業、構造改革順調で業績回復の転換点迎える
2025/10/14 17:30:名古屋電機工業:道路交通安全を守る総合設備企業へ、PBR0.6倍台かつ配当利回り3.5%程度で推移
2025/10/14 17:29:システムサポートホールディングス---子会社システムサポートがMicrosoft 365導入支援サービス開始
2025/10/14 17:27:フォーカスシステムズ---テックマヒンドラとITサービス事業で基本合意書を締結
2025/10/14 17:26:東京為替:ドル・円は反落、日本株の大幅安で
2025/10/14 17:25:欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米金融政策や日本の政治情勢をにらみ
2025/10/14 16:43:東証グロ−ス指数は大幅続落、政治の不透明感など警戒
2025/10/14 16:38:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は大幅続落、ソフトバンクGやアドバンテストが2銘柄で約500円分押し下げ
2025/10/14 16:36:東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、欧州株安で
2025/10/14 16:35:日経VI:上昇、政治の先行き不透明感を警戒
2025/10/14 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:国内外政治の不透明感で安値引け
2025/10/14 16:28:米中貿易摩擦への懸念や国内政治リスクによる持ち高調整【クロージング】
2025/10/14 16:18:日経平均は大幅続落、ハイテク株や防衛関連株などの売り止まらず
|