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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/08 13:03, 提供元: フィスコ アイリック Research Memo(3):保険分析・販売支援のプラットフォーマー(1)*13:03JST アイリック Research Memo(3):保険分析・販売支援のプラットフォーマー(1)■事業概要 1. 事業概要 アイリックコーポレーション<7325>は保険分析・販売支援のプラットフォーマーとして、自社開発の保険分析・検索システム「保険IQシステム」を活用した来店型保険ショップ「保険クリニック」の運営(直営、FC)のほか、金融機関・保険代理店・企業代理店向け生命保険現状把握・検索提案システム「AS」シリーズの開発・販売、子会社インフォディオのAI搭載次世代型光学的文字認識システム「スマートOCR」の開発・販売などを展開している。保険ショップの新しいスタイルとして「保険IQシステム」を活用し、最良の顧客サービスをコンサルティングから契約までワンストップソリューションで展開していること、業界唯一の商品比較システムである「AS」シリーズを中心としたソリューションを保険代理店・銀行・保険会社等に対して提供できることが同社の強みである。 事業セグメント区分については、2025年6月期までは保険販売事業(「保険クリニック」直営事業、法人事業、LA店舗事業、LA訪問販売事業)、ソリューション事業(「AS」シリーズ開発・販売を中心とするソリューション事業、「保険クリニック」FC事業)、及びシステム事業(「スマートOCR」を中心とするAIプロダクト・クラウドサービス開発・販売、システム受託開発)としていたが、2026年6月期より保険クリニック事業(「保険クリニック」直営・FC事業、LA店舗事業)、FA(Financial Advisor)事業(法人事業、LA訪問販売事業)、ソリューション事業(「AS」シリーズ開発・販売を中心とするソリューション事業)、及びシステム事業(「スマートOCR」を中心とするAIプロダクト・クラウドサービス開発・販売、システム受託開発)とした。 なお参考値として、旧セグメントでの過去4期(2022年6月期〜2025年6月期)の売上高※1、及び営業利益※2の推移を見ると、売上高は全セグメントがおおむね拡大基調である。保険販売事業の直営店部門とソリューション事業のFC部門は、店舗数増加やプロモーションの効果で「保険クリニック」の集客数が増加し、売上高が拡大している。保険販売事業の法人営業・RM部門は大型案件によって変動する可能性がある。ソリューション事業のAS部門は「AS」シリーズのID数増加により、またシステム事業は「スマートOCR」の導入増加により、いずれも売上高が拡大した。なお全社ベースのストック売上(保険契約からの継続手数料、「AS」シリーズのID利用料、FC月額利用料、「スマートOCR」のサブスクリプション並びにリカーリング収益など)比率はおおむね30%台で推移している。これは、ストック売上高はソリューション事業AS部門及びシステム事業を中心に増加しているものの、契約時の手数料収入が主力でフロー比率の高い保険販売事業とFC部門の売上高も同様に増加しているためである。営業利益は新規出店投資、プロモーション投資、人材投資、開発投資などによって変動する傾向が見られるが、今後は全体としての売上規模拡大やストック収益積み上げによって、利益の拡大と利益率の向上が期待できると弊社では見ている。 ※1 各事業部に紐づく実績を正確に反映させるため決算説明資料の管理会計ベースの数値を使用。制度会計ベースの決算短信及び有価証券報告書の数値とは異なる。 ※2 決算短信の全社費用等調整前の数値を使用。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《HN》 記事一覧 |