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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/20 17:56, 提供元: フィスコ 株式会社アイスタイル:2025年6月期通期 決算説明会文字起こし(6)*17:56JST 株式会社アイスタイル:2025年6月期通期 決算説明会文字起こし(6)アイスタイル<3660> 2025年6月に、@cosmeの第3の旗艦店となる「@cosme NAGOYA」を新たにオープンいたしました。 これまで名古屋エリアにおいては、同じ商業施設内の約55坪の区画にて店舗運営を行ってまいりましたが、今回は大幅にスケールアップし、約230坪(810m2)規模の大型店としてリニューアルオープンいたしました。オープン直後から多くのお客様にご来店いただいており、非常に好調な立ち上がりとなっております。 また、本店舗はJR名古屋タカシマヤとの連携を図っており、商品ラインアップの強化に加え、両施設間での相互送客によるシナジーを期待しております。今後も地域全体で化粧品市場の拡大を図っていく方針です。 日本全国において、百貨店の店舗数が減少傾向にある中、百貨店が持つ既存顧客基盤と、当社のような新しい小売形態との連携による市場活性化のモデルケースとして、本件を重要な試金石と捉えております。この取り組みを成功に導くことで、今後の成長戦略におけるリアルチャネル拡充の方向性を、より確かなものにしてまいりたいと考えております。 当社では、2019年よりECとリアル店舗の併用率の向上に取り組んでまいりましたが、現在では26%まで成長を遂げております。 従来は、「@cosme」のメディアを起点に、ECおよび店舗への送客を促すという一方向の流れが中心でしたが、現在はメディア・EC・店舗の三位一体での顧客接点が形成されております。それぞれが新たなタッチポイントとなり、@cosmeの世界観に触れていただく「入口」が多様化してきたと認識しています。 特に、店舗とECの併用促進に向けた環境整備を進めており、お客様にシームレスな体験を提供することで、より一層@cosmeをお楽しみいただける仕組み作りに注力してまいりました。今後は、こうしたメディア・EC・リアル店舗の連携強化をさらに加速させ、統合的なブランド体験を通じて、@cosmeの価値を一層高めてまいります。 以上、遠藤から前期の業績についてご説明させていただきました。今期事業戦略、および事業計画について、吉松から説明させていただきます。 ■アイスタイル 吉松様 先ほど遠藤よりご説明させていただきました前期実績を踏まえまして、ここで前期までの総括をさせていただきます。 お話にもありましたように、当期は過去最高の連結売上高および営業利益を達成することができました。これは、私たちにとっても大きな成果であり、非常に喜ばしく受け止めております。 特に、EBITDAの着実な成長により、キャッシュフローが安定的に創出できる体制が整ってきたことは、今後のさらなる成長に向けた重要な土台となるものと考えております。これにより、次のステージに力強く進んでいくための環境が整いつつあると認識しています。 また、直近オープンした@cosme NAGOYAに関しても触れさせていただきます。これまで名古屋駅構内にて小規模で展開していた店舗を、より広いスペースでの旗艦店として再構築いたしました。その成果もあり、メーカー各社様からは「デパート、ドラッグストア、専門店に次ぐ新たな流通チャネルとして“@cosme”が確立しつつある」との評価をいただくようになりました。業界内での当社のプレゼンスが、着実に高まってきていると実感しております。 当社は創業以来、「メディア」「EC」「リアル店舗」という3つの柱を基軸に事業を展開してまいりました。これらがようやく、数字だけでなく、ユーザー体験の面でも有機的につながりはじめ、それが業績にも確実に反映されてきていると感じております。 今回発表させていただいたMAU(月間アクティブユーザー数)に関しましては、大きな成長が見られたわけではございません。しかしながら、そうした中でも業績数値が着実に伸びていることに対して、「なぜ伸びているのか」というご質問をいただくことがあります。 株式会社アイスタイル:2025年6月期通期 決算説明会文字起こし(7)に続く 《KM》 記事一覧 |