携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/15 11:50, 提供元: フィスコ 平山ホールディングス---25年6月期は増収・2ケタ増益、海外事業を除き増収を達成*11:50JST 平山ホールディングス---25年6月期は増収・2ケタ増益、海外事業を除き増収を達成平山ホールディングス<7781>は14日、2025年6月期連結決算を発表した。売上高は前期比2.6%増の362.20億円、営業利益は同13.5%増の12.70億円、経常利益は同11.5%増の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.3%増の8.58億円となった。 インソーシング・派遣事業の売上高は293.86億円(前期比3.9%増)、セグメント利益は18.49億円(前期比14.2%増)となった。医療機器関連及び電子デバイス関連からの受注が堅調に進み、増収となった。物流関連、旅客業関連等においては、引き続き旺盛なインバウンド需要があり、既存取引先からの追加発注のみならず新規受注も好調であった。また、既存顧客企業のなかには、製造派遣から請負化への転換が図られた取引先も複数あった。 技術者派遣事業の売上高は30.99億円(前期比5.4%増)、セグメント利益は1.00億円(前期比19.8%減)となった。主要顧客である大手製造業の一部において、中長期的な技術開発投資が継続している状況にある。この動きに伴い、車載関連や精密機器の制御組込ソフトウェア、生産設備関連、生産技術業務を中心とした受注案件が増加している。また、防衛産業における航空機とその搭載システムの新規開発が進むことにより、組込ソフトエンジニアや電気エンジニアを中心とした需要は依然として旺盛である。この傾向は、航空機産業全体に広がることが予測される。 海外事業の売上高は24.08億円(前期比16.4%減)、セグメント利益は0.59億円(前期比27.2%減)となった。タイにおける平山グループの派遣従業員数は、2025年3月時点で2,134名(前年同月比19.4%減)となったものの、ローコストでのオペレーションに継続して努めてきたことから黒字を確保したが、さらにコスト削減を図り収益改善に努める。 その他事業の売上高は13.25億円(前期比10.6%増)、セグメント利益は3.70億円(前期比23.6%増)となった。国内外の現場改善に係るコンサルティングや海外企業及び教育機関からの研修案件が増加した。また、DX推進のためのシステムの刷新や工場立ち上げ支援案件が増加した。 2026年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.3%増の377.70億円、営業利益は同5.6%増の13.41億円、経常利益は同3.7%増の13.49億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.9%増の8.83億円を見込んでいる。 《NH》 記事一覧 |