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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/07 13:29, 提供元: フィスコ ハークスレイ---1Qは売上高・利益ともに順調に推移、中食事業は黒字転換*13:29JST ハークスレイ---1Qは売上高・利益ともに順調に推移、中食事業は黒字転換ハークスレイ<7561>は6日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。第1四半期としては過去10年間で最高の売上高を達成し、各利益も減益ではあるものの経常利益は上期計画を超過し順調に進捗している。売上高が前年同期比20.9%増の128.93億円、営業利益が同44.8%減の3.86億円、経常利益が同51.8%減の3.45億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同67.6%減の1.56億円となった。 中食事業の売上高は前年同期比7.8%増の44.26億円、営業利益は0.92億円(前年同期は0.34億円の損失)と黒字転換となった。ほっかほっか亭部門では、料理研究家のリュウジ氏とコラボした商品「バズベントウ」シリーズを発売し、米価高騰対策の麺を主食とした西日本エリアでの「とりめし焼きそば」などの焼きそばシリーズ、東日本エリアでは「ナポリタン」シリーズを展開した。協賛・出展している大阪・関西万博では、主力商品「ワンハンドBENTO」シリーズの販売が好調に推移した。既存店舗では前年同期比で2.7%売上増となった。ケータリング部門及びセレモニー部門では、業務提携契約を締結したティーケーピー<3479>からのパーティー・弁当の受注件数が増加している。また、前年に行ったECサイト整備や、強化した営業部門により新規顧客も獲得しており、大型イベントホールでの案件も受注した。 店舗アセット&ソリューション事業の売上高は、ストック収入は増加したが前年同四半期に生じたテナント入れ替え収入の剥落により同4.6%減の30.25億円、営業利益は同37.2%減の3.87億円となった。店舗ビジネス部門では、既存顧客店舗の退店動向の把握及びSNS媒体の活用による退店情報入手などにより、出店需要の高い優良物件獲得を進め、店舗リース取引店舗数は前年度末より7店純増し、852店となった。また、契約継続率も高い水準で推移した。店舗不動産ビジネス部門では、不動産管理テナント数が前年度末より2店純増し172店となり、所有不動産の棟数は20棟、不動産アセットマネジメント対象の棟数は7棟となった。人材採用ソリューション部門では、特定技能外国人が店長クラスになり得る特定技能2号育成支援の整備に取り組んでいる。また、コンサルティング業界の求人需要が高まるなか、国内ハイクラス転職の分野でも採用支援実績を積み上げている。IT経営ソリューション部門では、POSレジシステム「ninapos」及びオンラインカートシステム「ニナカート」等を開発・提供しており、2025年6月に全国的に注目度の高いベーカリーへの導入が決定した。また、POSデータを活用した店舗運営コンサルティングサービスの拡充も進めており、市場開拓と顧客満足度の向上に取り組んでいる。パーティー・イベント用品レンタル部門では、パーティー・イベント需要が高まっており、売上は順調に推移している。 物流・食品加工事業は、前年度にグループ化したホソヤコーポレーションの連結により売上高は増加したが、のれん償却費及び原材料コスト上昇により、売上高は同52.0%増の60.53億円、営業利益は同55.1%減の1.36億円となった。食品加工部門では、ホソヤコーポレーションの「贅沢焼売」等定番商品の販売が安定して推移した。2025年春に新発売したNB(ナショナルブランド)商品「四川風麻辣餃子」は好評となっている。また、量販店向けOEM受注も決定し、新たな売上の創出に寄与した。物流部門・カミッサリー部門については、物流部門では食品輸送のみならず新たな物流案件の獲得とエリア拡大を進めてきた。カミッサリー部門では、生産機器の一部入替を実施し生産能力・人時生産性が向上した。OEM生産を中心に順調に実績を伸ばしている。菓子製造部門については、稲葉ピーナツでは「クレイジーソルトナッツ」等の主要商品の販売が安定して推移し、導入店舗数は順調に増加した。谷貝食品では、新商品「ほしいもピールフレーク」の売れ行きが好調に推移した。 2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.7%増の527.00億円、営業利益が同1.6%減の19.00億円、経常利益が同23.2%減の16.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.0%減の10.00億円とする期初計画を据え置いている。 《NH》 記事一覧 |