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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/05 14:01, 提供元: フィスコ ヤマタネ---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、通期連結業績予想の上方修正を発表*14:01JST ヤマタネ---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、通期連結業績予想の上方修正を発表ヤマタネ<9305>は1日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.6%増の221.31億円、営業利益が同302.8%増の20.15億円、経常利益が同257.8%増の21.61億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同167.0%増の14.39億円となった。 物流カンパニーの売上高は前年同期比1.1%減の62.29億円となった。国際業務において、海外引越を中心として取扱件数は前年同期を上回ったが、国内業務において、倉庫事業で一部荷主の解約があった。一方で営業利益は、庸車費用等の外注コストや人件費増の価格転嫁が進んだことに加えて、取扱量に応じた流動的な人員配置をしたこと、前期6月に竣工した本牧埠頭新倉庫の不動産取得税の計上がなくなったこと等により、同44.2%増の5.57億円となった。 食品カンパニーの売上高は同32.7%増の143.20億円、営業利益は同821.2%増の15.09億円となった。コメ卸売販売業において、原料調達が計画を下回り販売数量は15千玄米トン(前年同期比20.0%減)となったが、需給の逼迫に伴い販売単価が上昇したことから、売上高は同52.4%増の93.64億円となった。また、加工食品卸売業のショクカイにおいて、産業給食事業向け及びデリカ事業向けの販売が堅調に推移し、売上高は同6.6%増の49.56億円となった。営業利益は、コメ卸売販売業において、需給が逼迫する中で顧客への安定供給を図るとともに、適宜適切に価格転嫁を進めたことにより、営業利益は12.64億円(前年同四半期は0.66億円の損失)となった。また、ショクカイにおいて、業績が概ね計画通りに推移したことにより、営業利益は同6.2%増の2.44億円となった。 情報カンパニーでは、新規得意先獲得があったものの、汎用機基盤の開発・運用業務において請負案件が減少したことから、売上高は同7.9%減の4.06億円、営業損失は0.09億円の損失(前年同四半期は0.03億円の損失)となった。なお、情報カンパニーでは棚卸用ハンディターミナル及び同サービス専用アプリのレンタル事業において、売上・利益とも棚卸の集中する第2・第4四半期に増加する傾向にある。 不動産カンパニーでは、高稼働率を維持したことに加え、前期に取得した賃貸物件が寄与し、売上高は同4.3%増の11.74億円、営業利益は、前期取得物件の寄与に加え、修繕費の減少等もあり、同11.3%増の5.28億円となった。 2026年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比9.82%増(前回予想比2.1%増)の888.70億円、営業利益が同46.02%増(同45.3%増)の55.20億円、経常利益が同45.20%増(同49.7%増)の53.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同57.50%増(同38.0%増)の48.70億円としている。 《AK》 記事一覧 |