携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/16 14:51, 提供元: フィスコ はてな---3Qは2ケタ増収・各段階利益は黒字化、通期連結業績予想の上方修正を発表*14:51JST はてな---3Qは2ケタ増収・各段階利益は黒字化、通期連結業績予想の上方修正を発表はてな<3930>は13日、2025年7月期第3四半期(24年8月-25年4月)決算を発表した。売上高が前年同期比21.7%増の28.95億円、営業利益が3.03億円(前年同期は0.39億円の損失)、経常利益が2.99億円(同0.13億円の損失)、四半期純利益が2.04億円(同0.09億円の損失)となった。 テクノロジーソリューションサービスの売上高は前年同期比34.1%増の21.53億円となった。受託サービスについては、複数の受託開発案件で成果物の納品及び検収が完了した。保守運用サービスについては、特にマンガビューワ「GigaViewer」搭載の案件について、運用案件数の積上げやレベニューシェア(広告・課金収益など)の増加により、堅調な売上成長に繋がった。「GigaViewer for Web」・「GigaViewer for Apps」の利便性や広告運用を含めたソリューションは、顧客から評価されており、2025年4月末現在でアプリ版・Web版合計17社、搭載累計25サービスと多くのシェアを有している。システム運用者向けのサーバー監視サービス 「Mackerel(マカレル)」については、その役割をサーバー監視のみならず、アプリケーションソフトウェアも含めたシステム全体に対するオブザーバビリティプラットフォームに拡大すべく開発を進め、2025年4月にアプリケーション・パフォーマンス・モニタリング(APM)機能のベータ版をリリースし、5月に正式リリースした。 コンテンツマーケティングサービスの売上高は同0.9%減の4.89億円となった。ストック型ビジネスとして、2025年2月に「はてなCMS」を活用したオウンドメディアの構築・運用支援サービスや、「はてなブログ」などのUGCサービスを活用したネイティブ広告、バナー広告、タイアップ広告などを展開している。「レギュラープラン」はもとより、廉価版としての位置づけである「ライトプラン」、採用マーケティングの一環として、素早く安価にオウンドメディアを立ち上げられる「採用オウンドメディアプラン」を新たな軸として、サービス訴求してきた。一方で、一部の個別案件において、広告出稿の手控えにより、継続的な受注に至らなかった。「はてなCMS」の運用数合計は150件(前年同期末比9件の増加)となった。「はてなCMS」は、2025年2月に「はてなブログMedia」のブランドを刷新し、コンテンツマーケティングを含むデジタルマーケティング活動における Web サイト制作の幅広いニーズに対応できるようにしている。また、新規事業の生成AIを活用した発話ソリューションサービス「toitta(トイッタ)」は、多くの顧客候補から高い評価を受け始めており、順調に立ち上がりつつある。 コンテンツプラットフォームサービスの売上高は同10.9%減の2.47億円となった。主力サービスの「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、「はてなブログ」の個人向け有料プラン「はてなブログPro」などは、各種SNSの普及による競争激化も相まって、「はてなブログPro」の契約件数が減少し、課金売上は低調に推移した。コンテンツプラットフォームサービス上に掲載するアドネットワーク広告については、広告単価の下落などを主な要因として売上は伸び悩んだ。 2025年7月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比15.0%増の38.06億円、営業利益が同437.6%増(前回予想比21.8%増)の3.66億円、経常利益が同291.6%増(同17.2%増)の3.57億円、当期純利益が同291.2%増(同16.7%増)の2.44億円としている。 《AK》 記事一覧 |