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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/05/16 14:48, 提供元: フィスコ アール・エス・シー---25年3月期増収・営業利益及び経常利益は増益、人材サービス事業が好調に推移*14:48JST アール・エス・シー---25年3月期増収・営業利益及び経常利益は増益、人材サービス事業が好調に推移アール・エス・シー<4664>は14日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.2%増の88.45億円、営業利益が同6.0%増の3.01億円、経常利益が同3.4%増の3.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同23.6%減の1.87億円となった。 建物総合管理サービス事業の売上高は前期比4.2%減の68.78億円、セグメント利益は同6.9%減の6.26億円となった。警備部門においてAI警備システムの導入実績として、サンシャインシティプリンスホテルにおける警備業務の受注、大型複合施設サンシャインシティでの本格運用が開始となり、HarezaTowerでは実証実験を開始した。また、新規受託案件として都内最大の延床面積を誇る物流施設の常駐警備業務を開始し、丸の内エリアならびに池袋エリアにおいて屋外イベントの開催等臨時業務の受注が拡大した。清掃部門においては千代田区エリアで新規事業所が業務開始となり、各営業拠点における巡回清掃業務も順調に拡大している。設備部門においては大型家電量販店の昇降機設備等のリニューアル業務、学校給食センターの設備機器の修繕業務等、多数の臨時案件を受注した。工事部門においてはサンシャインシティのシャッター改修工事、既存先事業所においては駐車場システムの更新、非常用発電設備の更新および専有部フロアのレイアウト変更ならびに区画分割に伴う内装工事、店舗改装に伴う消防設備等の更新工事等多数の大型工事を受注した。 グループ会社においては、RSC中部の飛島コンテナ埠頭警備業務受注をはじめ、警備業務および清掃業務が順調に推移しているが、友和商工における内装工事の需要減少により前年同期比ではマイナスとなった。利益面においては、既存先事業所における契約金額の改定、従業員の離職防止、事業所の安定運営を積極的に取り組んできた。また、修繕工事等の受注時においては、安全管理、工程管理等を徹底するとともに、適正価格による受注を推進してきたが、売上高と同様にグループ会社における需要の減少が大きく影響した。 人材サービス事業の売上高は同114.2%増の19.65億円、セグメント利益は同231.2%増の1.18億円となった。官公庁の長期案件の満了等に伴う減収が見込まれる中、臨時の大型イベントプロモーション業務について、期初の見込に対し仕様変更により大きく伸長し、売上 高、利益ともに目標を大きく上回ることができた。また、新規および既存顧客先への提案を展開することにより、医療施設の電話交換業務および施設イベント運営業務等の臨時案件を受託した。併せて人材確保のため、派遣スタッフの待遇改善の継続と並行し、登録スタッフの採用・教育に注力してきた。 2026年3月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比6.2%減の83.00億円、営業利益が同0.3%減の3.00億円、経常利益が同3.3%減の3.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.6%増の2.05億円を見込んでいる。 《AK》 記事一覧 |