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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/24 14:05, 提供元: フィスコ エリアリンク Research Memo(5):2024年12月期は売上高・利益ともに期初予想を上回って着地(2)*14:05JST エリアリンク Research Memo(5):2024年12月期は売上高・利益ともに期初予想を上回って着地(2)■エリアリンク<8914>の業績動向 2. 財務状況と経営指標 2024年12月期末の流動資産は、前期末比670百万円増加し22,588百万円となった。これは主として、仕掛販売用不動産が383百万円、現金及び預金が214百万円それぞれ増加したことなどによる。固定資産は同5,572百万円増加し33,361百万円となった。これは主として工具、器具及び備品の取得などにより有形固定資産が4,223百万円増加したことなどによる。この結果、資産合計は同6,243百万円増加し55,919百万円となった。 流動負債は、前期末比724百万円増加し7,786百万円となった。これは主として前受金が380百万円、未払金が275百万円それぞれ増加したことなどによる。固定負債は同3,770百万円増加し21,363百万円となった。これは主としててリース債務が294百万円、長期前受収益が244百万円それぞれ減少したことなどに対して、長期借入金が4,273百万円増加したことなどによる。この結果、負債合計は同4,494百万円増加し29,149百万円となった。 純資産合計は、前期末比1,748百万円増加し26,769百万円となった。これは主として当期純利益による増加3,200百万円、配当金の支払による減少1,471百万円などによって、利益剰余金が1,729百万円増加したことなどによる。 以上の結果、有利子負債は前期末比4,086百万円増加し20,841百万円となった。また、自己資本比率は47.9%と同社が目標とする50%を下回ったが、2024年3月期東証プライム・スタンダード・グロース市場合計の不動産業平均の33.3%を上回る高い安全性を確保している。また、ROAは8.9%、ROEは12.4%と、東証プライム・スタンダード・グロース市場合計の不動産業平均のROA4.0%、ROE8.8%を上回り、高い収益性も維持している。 2024年12月期の現金及び現金同等物は前期末比214百万円増加し、期末残高は15,210百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは5,746百万円の収入となった。主な内訳は、法人税等の支払額1,150百万円などの減少要因に対して、税引前当期純利益4,571百万円、減価償却費計上額1,416百万円、棚卸資産の減少額637百万円などの増加要因による。投資活動によるキャッシュ・フローは8,181百万円の支出であったが、主な内訳は、有形固定資産の取得による支出額6,713百万円、関係会社株式の取得による支出1,150百万円などの減少要因による。財務活動によるキャッシュ・フローは2,616百万円の収入となった。主な内訳は、長期借入れによる収入8,055百万円などの増加要因に対して、長期借入金の返済による支出3,736百万円、配当金の支払額1,469百万円などの減少要因による。以上から、企業が自由に使える資金を示すフリー・キャッシュ・フローは、-2,434百万円となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《HN》 記事一覧 |