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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/21 17:03, 提供元: フィスコ ロココ Research Memo(3):ITO&BPO事業とクラウドソリューション事業を主に展開(1)*17:03JST ロココ Research Memo(3):ITO&BPO事業とクラウドソリューション事業を主に展開(1)■ロココ<5868>の会社概要 2. 事業内容 同社グループの事業は、アウトソーシングサービスを主に行うITO&BPO事業(ITアウトソーシング&ビジネスプロセスアウトソーシング事業)、システム開発・保守・導入支援を行うクラウドソリューション事業とその他(海外オフショア拠点による開発・保守業務)の3つに区分されている。2024年12月期の構成比ではITO&BPO事業が売上高の65.7%、営業利益の61.0%を占める主力事業となっているが、ここ数年は高成長が続くServiceNow事業を中心としたクラウドソリューション事業の構成比が上昇傾向にある。 (1) ITO&BPO事業 ITO&BPO事業は、ITサービスマネジメント事業、カスタマーコミュニケーション事業、イベントサービス事業、ソリューション事業の4つの事業で構成されている。2024年12月期の売上構成比はITサービスマネジメント事業が約6割を占め、次いでカスタマーコミュニケーション事業が約2割と両事業で大半を占めているが、イベントサービス事業やソリューション事業も今後の成長ポテンシャルは大きい。 a) ITサービスマネジメント事業 関東、関西圏の大企業を中心に、PC-LCM(PCの調達から廃棄までのライフサイクルの管理)、ヘルプデスク、キッティングサービス、インフラ・ネットワーク構築、エンジニア常駐等、ITシステムに関わる幅広いサービスを提供している。顧客との契約は大企業が中心で長期継続を基本としていることもあり、解約率は極めて低い水準となっている。 b) カスタマーコミュニケーション事業 技術系のコールセンターサービスを顧客ニーズに応じて提供している。特徴としては、24時間365日対応可能であること、必要な時間や日数だけ対応するシェアード・サービスが可能なことに加え、小売や外食、介護、コスメ、通信など幅広い業種で実績があり、多様なテクニカルサポートが可能なことが挙げられる。 c) イベントサービス事業 各種イベント興行やアミューズメント施設などのチケット販売の電子化と販売データを自社でCRMに活用できるチケッティングシステム「tike-uke(チケウケ)」のほか、チケット抽選及び配席システム「tike-loto(チケロト)」などの開発、サービス提供を行っている。また、顔認証入場ソリューションと組み合わせたカスタマイズをソリューション事業で行っており、当該事業と連携してサービス提供している。 d) ソリューション事業 顔認証システム「AUTH」シリーズを利用した各種ソリューションを提供している。具体的には、顔認証だけでスムーズな入退場を可能とする「AUTH thru(オースルー)」や、運転前後のドライバーに顔認証での本人確認と検知機を使ったアルコール検査が同時にでき、クラウド連携することで安全運転管理者がリアルタイムで測定結果を確認できる「AUTH BrAC(オースブレス)」、顔認証技術とAIカメラを連携することで、登録された作業者の作業内容や安全・衛生管理記録など「作業者記録」をクラウド上に保存し、作業効率の改善指導や事故防止対策などに活用できる「Work-Reco(ワーレコ)」などがある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》 記事一覧 |