携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/18 11:18, 提供元: フィスコ dely:「クラシル」で圧倒的な知名度を誇る、購買領域への拡大で高成長と高収益を両立*11:18JST dely:「クラシル」で圧倒的な知名度を誇る、購買領域への拡大で高成長と高収益を両立dely<299A>は、プラットフォーム事業の単一セグメントで、リテールデジタルプラットフォーム及びエンターテインメントに係る複数のプロダクト・サービスを展開。具体的なサービスとしては、「クラシル」、「クラシルリワード」、「クラシルジョブ」、「TRILL」、「LIVEwith」がある。「クラシル」は国内最大級の「レシピ動画サービス」、2025年3月現在、アプリの累計ダウンロード数は4,400万超。 プラットフォーム事業の単一セグメントだが、事業別ではメディア(認知)領域と購買(販促)領域、その他と3つに大別される。メディア(認知)領域では、同社サービス及び同社クライアントの商品やサービス等への関心と認知度を高めるようなライフスタイルコンテンツを提供し、企業の広告を掲載することで企業のマーケティングの支援を行っている。主に「クラシル」、「クラシルリワード」、「TRILL」で、サービスにおける有料課金収益、アドネットワーク広告収益、タイアップ広告収益、掲載収益で構成されている。 購買(販促)領域では、メディア(認知)領域によって確立した強固なユーザー基盤を起点に、ユーザーへのポイント等の還元を用いた、購買に直接繋がるリワードマーケティングを行っている。購買(販促)領域の売上収益は、日常の行動をお得に変えるサービス「クラシルリワード」及び2023年10月にリリースした「クラシル比較」におけるアフィリエイトとマストバイにかかる収益で構成されており、その他2023年11月にスタートした業界未経験者などの正社員採用に特化した人材プラットフォームサービス「クラシルジョブ」におけるHR収益がある。HR収益は、求人企業の求職者獲得に伴い成功報酬に応じて収益を獲得する。2024年9月に開始したノンデスクワーカー向けダイレクトリクルーティングサービスが急成長し、「クラシルジョブ」は5カ月で登録求職者数が20万人を突破した。 その他領域の売上収益は、主にクリエイターマネジメントサービスを提供する「LIVEwith」(ライブウィズ)のライブ配信収益で構成されている。ライブ配信収益はライバーが配信プラットフォームにて獲得した収益となる。2025年3月期第3四半期時点のアクティブライバー数は1,470名、高収益ライバー63名(前年同期比16名増)。高収益ライバー数の増加を背景に単価は前年同期比35.7%増の148,692円へ幅に成している。 2025年3月期第3四半期累計の売上高は前年同期比32.6%増の9,483百万円、営業利益が同20.0%増の2,071万円で着地した。クラシルリワード関連APPのユーザー数(MAU)が200万を超え、ARPUも成長したことで購買事業の売上高が大きく成長した。第3四半期単体で事業別売上構成比が、メディア(認知)52.8%、購買(販促)29.0%、その他18.2%と購買事業の売上高急増に伴い同事業の売上高比率は全体の3割程度まで上昇した。メディア事業と比べて相対的に粗利率が低い購買の売上割合が上昇しているため売上総利益率は低下しているが、売上総利益額は着実に増加しており四半期ベースで過去最高額となった。通期では売上高で前期比27.0%増の12,568百万円、営業利益で同7.9%増の2,526百万円を見込んでいる。 「クラシル」の20〜50歳認知率は58.1%、うち女性認知率76.4%と圧倒的な知名度を誇っている。また、クラシルリワード関連APPのMAUは、サービスローンチ以降急速に成長しており、2025年3月期第3四半期時点で200万MAUを突破。同社はメーカーと小売企業に対してマストバイによる販促支援(商材名は「POSアゲくん」)を提供し、メーカー又は小売企業から運用費用・ポイント原資を受け取り、ユーザーへポイントを還元できる。今後も強固なクラシルブランド・ポイント・ユーザー基盤を活用して、競争優位性を活かしながらメディア(認知)から広大なTAM(販促市場15兆円)を有する購買(販促)へ領域を拡大していく。商材業種・小売業種を拡大しつつ、各業種内で顧客企業を拡大し、さらに、顧客企業内でのブランド数/商品数の拡大を図ることで広大な販促市場を獲得していくようだ。また、今後成長余地のあるノンデスクワーカー向け正社員採用サービスに業容を拡大中。そのほか、過去4件の買収実績も持っており、販促領域におけるクロスセルを期待できる企業・その他既存領域の強化に資する企業の買収を今後も検討していく。高成長と高収益を両立させている同社の今後の動向に注目しておきたい。 《NH》 記事一覧 |