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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/18 18:48, 提供元: フィスコ サイバーリンクス---24年12月期増収・2ケタ増益、売上高、営業利益及び経常利益は過去最高を達成*18:48JST サイバーリンクス---24年12月期増収・2ケタ増益、売上高、営業利益及び経常利益は過去最高を達成サイバーリンクス<3683>は14日、2024年12月期連結決算を発表した。売上高は前期比5.6%増の158.70億円、営業利益は同20.7%増の12.55億円、経常利益は同19.2%増の12.66億円、親会社に帰属する当期純利益は同83.0%増の8.14億円となった。売上高、営業利益及び経常利益は過去最高を達成した。 流通クラウド事業の売上高は前期比6.1%増の49.02億円、セグメント利益(経常利益)は同12.6%減の8.37億円となった。卸売業向けEDIサービス「クラウドEDI-Platform」や小売業向けEDIサービス「BXNOAH」等のクラウドサービス提供拡大により定常収入が増加した。一方、給与水準の引き上げや開発力及び営業力強化のための採用に伴う労務費の増加、ソフトウェア償却費の増加等により減益となった。主力サービスの食品小売業向け基幹システム「@rms」について、中大規模顧客向け展開の加速に向けて進めていた高速処理化等の開発が完了し、2024年5月に、新バージョン「@rmsV6」としてリリースした。順調に複数の中大規模顧客より受注を獲得しており、現在も多くの引き合いを得ている。また、2024年2月よりパーソナル人工知能を開発するSENSYと業務提携を開始し、「@rms自動発注」と同社のAIを掛け合わせることにより需要予測の精度向上を実現した「AI自動発注」を2024年7月にリリースした。さらに、「C2Platform」の商談支援サービスについて、一般社団法人日本加工食品卸協会(以下日食協)及び大手食品卸売業5社との実証実験が完了した。また、日食協がメーカー・卸売業間における商談業務の標準化推進を目的に新たに構築した商談支援システム「N-Sikle」のエンジンに採用され、2024年12月より稼働を開始した。 官公庁クラウド事業の売上高は同0.2%減の68.22億円、セグメント利益(経常利益)は同27.3%増の5.09億円となった。医療分野において大型のシステム更新案件の貢献があったものの、前期より防災工事案件やネットワーク工事案件が減少し減収となった。一方、自治体DX関連サービスの進展に伴い定常収入が増加したことなどから、収益性が向上し、増益となった。主に文書管理システム「ActiveCity」の受注が好調であるほか、前期にリリースした自治体専用の電子認証サービス「マイナサイン」が、三田市のスマート図書館サービスや市民健康アプリサービスにおける本人確認サービスとして採用されるなどの進展をしている。 トラスト事業の売上高は同90.0%増の0.81億円、セグメント損失(経常損失)は0.81億円(前期は1.11億円の損失)となった。デジタル証明書発行サービス「CloudCerts」のサービス提供拡大により増収となった。「CloudCerts」は、2024年3月より、国家資格保持の証明書のデジタル化としては国内初の取組として、公益社団法人日本薬剤師会が発行する「薬剤師資格証」の発行を開始した。また、2024年8月より、近畿大学が実施している外国語課外講座の修了証の発行を開始した。 モバイルネットワーク事業の売上高は同15.4%増の40.64億円、セグメント利益(経常利益)は同486.4%増の2.67億円となった。高価格帯端末の売行が好調であったことや、端末販売に係るインセンティブ収入が前期よりも増加したため、増収増益となった。 2025年12月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比11.8%増の177.41億円、営業利益が同37.9%増の17.31億円、経常利益が同36.9%増の17.34億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.8%増の11.47億円を見込んでいる。 また当期の連結業績は、過去最高の売上高・営業利益・経常利益を達成しており、当期の期末配当について、直近の配当予想では1株当たり16.00円としていたが、前期から4.00円増配の1株当たり17.00円とすることを発表した。 次期(2025年12月期)についても大幅増配し、1株当たり30.00円の配当を予想している。 《AK》 記事一覧 |