|
|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/11/05 16:34,
提供元: フィスコ
AI関連株を中心に売られ一時5万円の大台割れ【クロージング】
*16:34JST AI関連株を中心に売られ一時5万円の大台割れ【クロージング】
5日の日経平均は大幅続落。1284.93円安の50212.27円(出来高概算34億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で人工知能(AI)関連株が売られた流れを受けて、東京市場でも半導体やAI関連株に売りが広がった。この影響から前引け間際には49073.58円まで急落し、取引時間中としては10月27日以来となる5万円の大台を割り込んだ。後場に入ると、前場の急ピッチな下げに対する下げ幅を縮め、5万円を回復して終えた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が1150に迫り、全体の7割を占めた。セクター別では、その他製品、卸売、建設、陸運など11業種が上昇。一方、非鉄金属、情報通信、電気機器、機械、輸送用機器など22業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、日ハム<2282>、三井物<8031>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>が軟調で、ソフトバンクG、アドバンテス、東エレクの3銘柄で日経平均を1000円近く押し下げた。
前日の米国市場は、米大手金融機関のCEOらが株価調整の可能性について警告したほか、空売りで有名な著名投資家がエヌビディア株などに対する弱気ポジションを開示したことが嫌気された。東京市場もこの流れを引き継ぎ、このところ相場をけん引していたソフトバンクGやアドバンテス、東エレクが大きく下落したことが投資家心理を悪化させ、日経平均の下げ幅は2400円を超える場面があった。また、円相場が一時1ドル=152円台へと円高に振れたことも輸出採算の悪化が懸念され、自動車や機械など輸出株にも悪影響を及ぼした。
これまでAI関連企業が日経平均を大きく押し上げてきだだけに、米テック株の変調は東京市場にも悪影響を及ぼし、目先は調整色が強まる可能性がありそうだ。一方、国内企業の決算発表は本格化しているが、おおむね良好な業績動向となる企業が多いだけに、個別の業績面を手掛かりとした物色に向かわせよう。また、主力のAI関連株が急落する局面において、関連銘柄以外にも売りが波及する動きもみられており、イレギュラー的な動きに対しては、その後の修正を意識しておきたい。
《CS》
記事一覧
2025/11/06 10:05:早稲田アカデミー---2Q増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表
2025/11/06 09:55:ペルセウス---反発、あすか製薬と新規抗体医薬創出を目指し共同研究契約を締結
2025/11/06 09:45:日経平均は580円高でスタート、コニカミノルタやキオクシアHDなどが上昇
2025/11/06 09:25:個別銘柄戦略:コニカミノルタやイリソ電子に注目
2025/11/06 09:05:日経平均は976円高、寄り後は上げ幅拡大
2025/11/06 08:50:サイバー・バズ、イリソ電子◆今日のフィスコ注目銘柄◆
2025/11/06 08:36:買い一巡後の半導体やAI関連株の底堅さを見極め
2025/11/06 08:33:前場に注目すべき3つのポイント〜買い一巡後の半導体やAI関連株の底堅さを見極め〜
2025/11/06 08:31:11/6
2025/11/06 08:25:米ハイテク株高受け買い戻しの動きへ
2025/11/06 08:21:ファインシン---押し目待ち狙いの買い意欲は強い
2025/11/06 08:17:イリソ電子---リバウンド狙いのスタンスに
2025/11/06 08:11:ADR日本株ランキング〜アドバンテストなど全般買い優勢、シカゴは大阪比675円高の51205円〜
2025/11/06 08:09:5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは225ドル高、雇用や消費関連指標を好感
2025/11/06 08:05:5日のNY市場は反発
2025/11/06 08:05:東証グロース市場250指数先物見通し:買い優勢の展開か
2025/11/06 08:04:米国株式市場は反発、雇用や消費関連指標を好感(5日)
2025/11/06 08:03:今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いが一段と強まる可能性は低いと予想
2025/11/06 07:56:今日の為替市場ポイント:米国株高を意識して円買い縮小の可能性
2025/11/06 07:49:NYの視点:米10月ADP雇用統計は増加に改善、先行指標は依然雇用の低迷を示唆
|