|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/10/16 16:33,
提供元: フィスコ
国内政局の不透明感後退を受けて買い優勢に【クロージング】
*16:33JST 国内政局の不透明感後退を受けて買い優勢に【クロージング】
16日の日経平均は大幅続伸。605.07円高の48277.74円(出来高概算20億8000万株)で取引を終えた。前日の米ハイテク株高が好感されたほか、自民党の高市総裁と日本維新の会の吉村代表が会談し、16日の政策協議の開始で合意したため、国内政局の不透明感の後退したことも支援材料となった。48000円台を回復して始まった後はこう着が続いたが、高市トレードの再開を見越した短期筋の先物買いが徐々に増えた。また、後場中盤には台湾積体電路製造(TSMC)のコンセンサスを上回る決算が伝わったことで、一時48317.34円まで上値を伸ばした。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が850を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、情報通信、非鉄金属、電気ガス、精密機器など22業種が上昇。一方、その他製品、保険、サービス、卸売など11業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>が堅調。半面、ベイカレント<6532>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>が軟調だった。
前日の米国市場はハイテク関連株中心に買われ、ナスダック総合指数やSOX指数は上昇。東京市場もこの流れが波及した。また、自民と維新による連立政権誕生や高市首相誕生への期待感も投資家心理の好転につながり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。また、維新の重要政策の一つである副首都構想の実現可能性の高まりから、阪急阪神<9042>や南海電<9044>などの大阪地盤銘柄に物色の矛先が向かった。
国内政局の不透明感が後退し高市首相を織り込む動きが見られたが、日経平均株価の上値の重さをみても、楽観的な買いは限られているようであり、結果を見極めたいところであろう。もっとも、週初の急落部分を埋めたことでセンチメントは改善しており、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。そのほか、米中問題については、米連邦準備理事会(FRB)のミラン理事が「米中の緊張が再燃したのは深刻な問題だ」との見解を示すなど、今後の状況次第では再びリスクが高まる可能性も残るだけに引き続き留意する必要がありそうだ。
《CS》
記事一覧
2025/10/17 04:19:10月16日のNY為替概況
2025/10/17 03:54:[通貨オプション]OP売り強まる、レンジ相場
2025/10/17 02:48:NY外為:リスクオフ、米10年債利回りは4%割れ、米地銀懸念
2025/10/17 01:03:BTC続落、ETFは純資金流出【フィスコ・暗号資産速報】
2025/10/17 01:05:NY外為:BTC続落、ETFは純資金流出
2025/10/17 00:16:NY外為:ドル一段安、米10月FOMCでの利下げ織り込む
2025/10/16 23:37:【市場反応】米10月NAHB住宅市場指数は上昇、ドルは続落
2025/10/16 22:32:【市場反応】米10月フィリー連銀製造業活動は予想外のマイナス、ドル軟調
2025/10/16 21:11:ファンコミュニケーションズ:日本最大級のASP「A8.net」運営、今期業績予想上方修正
2025/10/16 20:05:欧州為替:ドル・円は動意薄、全般的に様子見
2025/10/16 19:31:GSI:札幌本社に持つ独立系SI企業、DX需要下で着実成長続くなか配当利回り4.5%超え
2025/10/16 19:18:欧州為替:ドル・円は小動き、欧米株は堅調
2025/10/16 19:05:ティーケーピー---2Qは大幅増収・営業利益は2ケタ増益、ホテル・宿泊研修事業が過去最高の売上高に
2025/10/16 19:03:クリアル---クラウドファンディングファンド組成に向け販売用不動産を売却
2025/10/16 19:01:コレックHD---2Qは2ケタ増収・経常利益まで黒字化、アウトソーシングとメディアプラットフォームが大幅増益
2025/10/16 18:59:ウイングアーク1st---2Q減収なるも、データエンパワーメントソリューションの売上収益は堅調に推移
2025/10/16 18:51:BeeX---2Q売上高51.23億円、期末配当(初配)の実施を発表
2025/10/16 18:50:プリモグローバルホールディングス---25年8月期は2ケタ増収増益、国内事業と海外事業いずれも2ケタ増益を達成
2025/10/16 18:48:トヨクモ---2025年9月度月次売上速報
2025/10/16 18:44:テラスカイ---配当方針の変更、配当予想の修正(初配)及び株主優待制度の廃止
|