|
|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/03/11 16:28,
提供元: フィスコ
米景気減速への懸念から一時36000円台割れ【クロージング】
*16:28JST 米景気減速への懸念から一時36000円台割れ【クロージング】
11日の日経平均は反落。235.16円安の36793.11円（出来高概算22億4000万株）で取引を終えた。トランプ米大統領の関税政策による米景気減速への警戒感から前日の米国市場で、主要株価指数が大幅安となったほか、円相場が1ドル＝146円台半ばまで円高が進んだことも投資家心理を圧迫した。日経平均は前場中盤に35987.13円まで下押しし、取引時間中としては昨年9月17日以来約半年ぶりに36000円台を割り込んだ。ただ、節目の36000円割れで目先底が意識されるなか、押し目を拾う動きが強まった。アドバンテスト<6857>がプラス圏を回復したこともセンチメント改善につながり、日経平均は反落ながら本日の高値で終えた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1200に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、小売、倉庫運輸、鉱業、その他製品の4業種が上昇。一方、証券商品先物、非鉄金属、サービス、建設、銀行など28業種が下落し、食料品が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテストのほか、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、コナミG<9766>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、トヨタ<7203>が軟調だった。
トランプ米大統領が米メディアとのインタビューで、景気後退の可能性を否定しなかったことが嫌気された米株安の流れを引き継ぐ格好となった。また、武藤経産相がラトニック米商務長官らと会談し、鉄鋼・アルミニウム製品への米国の追加関税に関し、日本も除外されないとの見通しを示した。米国による関税発動がリスク回避の動きにつながったとの見方が多く、日経平均の下げ幅は一時1000円を超えた。
週末に控えるメジャーSQを目前に先物業者はロールオーバーが中心となり、短期筋による仕掛け的な売買においては追随する動きは限られると考えられる。米国市場の動向に大きく振らされやすい状況ではあるが、ひとまず36000円割れで目先底が意識されてきた感はある。徐々に押し目を拾う動きのほか、配当志向の物色なども意識されてきそうである。
《CS》
記事一覧
2025/03/12 09:58:出来高変化率ランキング（9時台）〜ヤマエGHD、リボミックなどがランクイン
2025/03/12 09:56:概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、海外株の下落が警戒
2025/03/12 09:48:ＢＵＹＳＥＬＬ---大幅に反発、英社がスポンサードレポート発行、「資産市場活用の強力なポジション」
2025/03/12 09:30:日経平均は30円安でスタート、アドバンテストや川崎船などが下落
2025/03/12 09:29:ＧＮＩ---大幅に続伸、自社株価予約取引契約の清算完了で悪材料出尽くし感
2025/03/12 09:11:ＴｒｕｅＤａｔａ---大幅に3日ぶり反発、博報堂DY傘下とブランドマーケティング支援サービス提供
2025/03/12 09:11:日経平均は2円安、寄り後はもみ合い
2025/03/12 09:07:個別銘柄戦略:アズワンやヤマエグループHDなどに注目
2025/03/12 09:05:日清食ＨＤ---上値抵抗の25日線を突破
2025/03/12 09:00:アストロスケール---リバウンド狙いのスタンス
2025/03/12 08:59:大盛工、東海リース◆今日のフィスコ注目銘柄◆
2025/03/12 08:56:前場に注目すべき3つのポイント〜売り一巡後は次第に底堅さが意識される相場展開〜
2025/03/12 08:40:売り一巡後は次第に底堅さが意識される相場展開
2025/03/12 08:40:3/12
2025/03/12 08:25:売り先行、トランプ政権の高関税政策を嫌気か
2025/03/12 08:19:今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低い見通し
2025/03/12 08:15:今日の為替市場ポイント：米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きとなる可能性
2025/03/12 08:05:東証グロース市場250指数先物見通し：もち合いか
2025/03/12 07:50:ADR日本株ランキング〜ゆうちょ銀行など全般売り優勢、シカゴは大阪比235円安の36525円〜
2025/03/12 07:45:11日の米国市場ダイジェスト：NYダウは478ドル安、消費鈍化や貿易摩擦深刻化を警戒
|
