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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/01/27 08:47, 提供元: フィスコ 前場に注目すべき3つのポイント〜昨年12月27日の戻り高値40398.23円が射程に〜*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント〜昨年12月27日の戻り高値40398.23円が射程に〜27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■昨年12月27日の戻り高値40398.23円が射程に ■アステラス薬、25/3下方修正 営業利益 110億円←800億円 ■前場の注目材料:住友重、人型ロボ向け小型精密減速機を年内投入、医療・介護分野狙う ■昨年12月27日の戻り高値40398.23円が射程に 27日の日本株市場は、買い一巡後は過熱感から強弱感が対立しやすいだろう。24日の米国市場は、NYダウが140ドル安、ナスダックは99ポイント安だった。1月のサービス業PMIに加えて、1月のミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回ったことで、利益確定の売りが優勢となった。もっとも、前日までの4日間でNYダウは1400ドルあまり上昇したこともあり、週末要因もあって利食いが入りやすかった。シカゴ日経225先物は大阪比540円高の40480円。円相場は1ドル155円80銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時40610円まで買われる場面もみられ、昨年12月27日につけた直近戻り高値40460円を突破してきた。戻り高値突破でショートカバーを誘う動きから上へのバイアスが強まりやすい一方で、ボリンジャーバンドの+2σ(40460円)を上回ってきたことで、短期的には過熱感が警戒されやすく、強弱が対立しやすい水準である。そのため、買い一巡後は売り買いが交錯しやすいなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。 また、先週末の日経平均株価は日銀会合の結果判明後に40279.79円まで上げたが、その後は植田日銀総裁の会見内容を見極めたいなかで持ち高調整の売りが優勢となった。会見内容は経済・物価の改善が続く見通しであれば追加利上げを検討する考えを示した。ただし、タカ派的な印象はなく、利上げペースについては毎回会合で各種データを基に判断していくと説明している。仕切り直しからボリンジャーバンドの+2σ(40356円)および、昨年12月27日の戻り高値40398.23円を突破してくるかが注目される。 ただし、今週から決算発表が本格化してくる。先週はニデック<6594>やディスコ<6146>の下げがセンチメントを冷ます形となった。今週はファナック<6954>、日東電工<6988>、信越化学工業<4063>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>などが予定されており、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。そのほか、先週は週末こそ上げ一服となったが、ソフトバンクグループ<9984>が日経平均株価をけん引した。今週も同社の動向に関心が集まりやすいだろう。 ■アステラス薬、25/3下方修正 営業利益 110億円←800億円 アステラス薬<4503>は2025年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を800億円から110億円に下方修正した。純利益を500億円から140億円引き下げた。失明の恐れのある加齢黄斑変性の治療薬「アイザーヴェイ」の欧州における販売承認申請取り下げに伴い将来計画の見直しを行い、関連する無形資産の減損損失約1160億円をその他の費用として計上することなどが響いた。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物(40480、+540) ・VIX指数は低下(14.85、-0.17) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・住友重<6302>人型ロボ向け小型精密減速機を年内投入、医療・介護分野狙う ・日立<6501>副社長(次期社長)・徳永俊昭氏、デジタルの成長、追求 ・三菱ロジスネクスト<7105>埼玉のトラック部品工場停止、UDに貸与 ・三菱自<7211>合流見送りの可能性、ホンダ・日産の経営統合 ・丸紅<8002>商船三井とCO2クレジットの新会社、環境保護を推進 ・ブリヂストン<5108>米ラバーン工場を7月末閉鎖、商用車タイヤ生産 ・ムトー精工<7927>岐阜・各務原に新工場完成、EV部品・新素材系増産 ・住友重<6302>仏の半導体装置買収 ・イビデン<4062>生産研修施設2倍拡張、保全技能底上げ ・キヤノン<7751>4.1億画素のCMOSセンサー開発、フルサイズで最高 ・東レ<3402>中国に高機能樹脂工場を新設、コンパウンド生産 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 中国:1月製造業PMI(予想:50.1、12月:50.1) 《ST》 記事一覧 |