携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/06 16:24, 提供元: フィスコ ダイヘン、JX金属、オークマなど<4980> デクセリアルズ 2003.5 -129.5大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は80億円で前年同期比18.3%減となっている。据え置きの通期予想280億円、前期比29.5%減との比較ではサプライズがないものの、為替想定135円前提など計画は保守的とみられる中で、コンセンサスは320億円程度と上振れが織り込まれる状況であった。株価も高値圏で推移していたことから、第1四半期2ケタ減益決算を売り材料視する動きが先行へ。 <6103> オークマ 3680 -375大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は16億円で前年同期比47.8%減となった。据え置きの通期予想は220億円で前期比50.2%増だが、第1四半期の低進捗で、達成のハードルは一段と高まったとの見方に。受注高は542億円で前年同期比12.2%増、国内やアジアが好調で計画通り獲得できた。なお、通期のコンセンサスは200億円程度の水準で、会社計画からの下振れは織り込まれてはいるようだ。 <6644> 大崎電 1114 +68大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は10.1億円で前年同期比21.6%増となり、上半期予想は従来の12億円から15億円、同13.3%減に上方修正。スマートメーター事業の売上高が想定を上回るほか、海外計測制御事業においても、英国向けのスマートメーター出荷が上振れるようだ。第1四半期の進捗からは更なる上振れも期待されるほか、為替前提度など通期予想の据え置きも保守的に映る。 <8801> 三井不 1492.5 +82.5大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1601億円で前年同期比58.1%増となり、市場予想を450億円程度上回る好決算に。国内分譲マンションのほか、投資家向け・海外住宅分譲、施設営業、賃貸など好調に進捗しているようだ。通期計画は3800億円、前期比1.9%増を据え置いているが、高進捗を背景に第2四半期時点での上方修正なども期待されつつあるようだ。 <4385> メルカリ 2155 -160大幅続落。前日に25年6月期の決算を発表、営業利益は278億円で市場予想を10億円ほど上回ったとみられる。ただ、MarketplaceのGMV成長率はガイダンスの10%前後成長に対して4%増にとどまり、4-6月期は前年同期比1.8%増と減速している。26年6月期コア営業利益は280-320億円のレンジ予想、開発人件費の資産化を実施する中で、やや期待を下回る水準と捉えられているもよう。 <7220> 武蔵精密 2995 -155大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は38.1億円で前年同期比4.4%減となった。国内やアジア四輪生産の低下が減益要因だが、ほぼ市場予想線上での着地に。一方、HSCの出荷予定が顧客理由により従来の第3四半期予定から後ろ倒しとされたことは警戒材料につながったようだ。通期計画は210億円で前期比6.5%増は据え置きだが、過度な上振れ期待はやや低下する状況にもなっているようだ。 <2871> ニチレイ 1662.5 -164大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は86.9億円で前年同期比8.9%減となり、100億円程度の市場予想を下回っている。加工部門が価格改定の遅れから主な減益要因となり、計画も下振れたとみられる。原材料コストの上昇なども想定以上であったもよう。通期予想は450億円、前期比17.4%増を据え置いているが、足元の消費環境からも、下振れが懸念される状況に。 <6326> クボタ 1731 +76大幅反発。前日に第2四半期決算を発表、4-6月期営業利益は814億円で前年同期比22.0%減となり、通期予想は従来の2800億円から2200億円に下方修正した。通期コンセンサスは2500億円程度であり、予想以上の下方修正幅の大きさと捉えられた。ただ、前日は売り一巡後に下げ渋り、本日は買い優勢の展開。前日に石破首相はコメの「増産にカジを切る」と政策転換を表明、農業の機械化進展に対する期待優勢も。 <5016> JX金属 975 +90急伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は296億円で前年同期比21.8%増となり、市場予想を70億円ほど上回る着地になっている。通期予想は従来の950億円から1100億円、前期比2.2%減に上方修正。また、年間配当金も従来計画の15円から18円に引き上げへ。米国関税政策や市況前提が想定ほどマイナスに効いていないもよう。依然として前提条件は保守的で、さらなる上振れ期待も残るようだ。 <6622> ダイヘン 7970 +1000ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は31.6億円で前年同期比3.5倍の水準となった。据え置きの上半期計画50億円、同1.3%減に対する進捗率は63%に達しており、業績上振れが意識される状況のようだ。、電力インフラ関連・半導体関連投資が堅調に推移しているもよう。また、「SI効率化と多彩なロボットシステムの創出を実現する共創基盤開発」がNEDO公募事業に採択されたとも発表している。 《ST》 記事一覧 |