「こんなに業績がよく将来有望な企業の株式を買ったのになぜ損をするのか?」
「こんなに日本の景気が良いのにどうして株価が急落するのか？」

一方で、

「こんなボロ会社の株価がなんで何倍にも上昇しているのか？」

こんな疑問を抱く方も多いことでしょう。

確かに、投資の教科書では、「景気がよければ株価も上昇する」、「これから 業績が伸びて成長しそうな会社を見つけて長期保有しましょう」などと書かれ ています。しかし、景気が良くても株価が急落することもありますし、業績絶 好調の会社でも株価が上昇しないことなど日常茶飯事です。そして、長期保有 することで逆に取り返しのつかない損失を被ることもよくあります。

つまり、投資の教科書に書いてあるような一般的な「基礎知識」を身につけた だけでは、いざ実践、となったとき、全く太刀打ちできないのです。それどこ ろか、その「基礎知識」が頭の中にあるがために、良くない結果につながって しまう場合もあります。

そこで、本コラムでは、「株式投資や資産運用を実際に行っているが、あまり 思うような成果が出ない」という個人投資家の方々を主なターゲットとして、 株式投資や資産運用をするにあたって、より実践的な知識の提供を行っていき たいと考えています。

次回以降ご紹介していく内容は、勝ち組の投資家であれば「常識」といわれる ものばかりです。ですから、今後ご紹介する知識やテクニックを知っているだ けで、他の個人投資家に差をつける大きな武器になることと思います。

たとえば、今後の執筆内容として

・あなたは「将来有望な企業」を見つけられますか？
・PERやPBRで銘柄選びをしても無意味？
・これからの「M＆A相場」で損切りを実行しないと大変な目にあう理由
・大勝ちする人は大負けする
・「裁定解消売り」の怖さを知らずして株式投資はできない