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5段階で評価するテクニカル指標の成績表 相場の勝ち負けはチャート分析選びで決まるこの本は、各種テクニカル分析がどの程度実戦で使えるかとい うことを、5段階で評価しています。すなわち、もっとも使え るものは星5つとし、もっとも使えないものは星1つとしてい ます。このようなテクニカル分析を評価している本というのは 、あまり見たことがなかったので、テクニカル分析を中心に投 資をされている方には参考になると思います。 まず、タベストリー第一理論、第二理論というのがあり、この うち第一理論とは、市場価格はポジションの量と保有期間によ り変動する。となっています。この評価は星5つとなっていま す。しかし、この理論を知っていたからといって、実際に売買 するに当たって使えるかというと、知っているだけでは、投資 成績をプラスにすることはできません。第二理論も、似たよう な観念論なのですが(詳しくは本書を見てください)、これら を知っても、ふーんくらいなものでしょう。このように筆者の 恣意的な評価も入っておりますので、100%妄信することは できないと思います。 ほかには、相場は確認の回数が多く長いほど、動いたときに大 きいということが書かれています。これは役に立つ理論だと思 います。それの代表的なチャートパターンのひとつが、カップ ・アンド・ハンドルだといいます。 あとは、指数平滑移動平均線は、星2つです。単純な移動平均 線のほうが評価が高いです。確かに複雑にしたからといって、 そのテクニカル分析がよいとはいえないと思います。あるテク ニカル分析書には、指数平滑移動平均線のほうがいいと書いて あったのですが、むしろ、単純なほうがいいのかもしれません 。 同じように、ある為替トレーダーが使っているといわれている MACDなどは、複雑で、おまじないみたいなものだといって います。 そして、松本氏などが推奨しているP&F(ポイント・アンド ・フィギュア)は、昔はよく当たったものだといって、星3つ としています。まあまあ使えるといったところなのでしょうか ? 一目均衡表については、この指標は設定の変更を許さないので 、すべての人が同じチャートをみることになり、一目均衡表を 信じる人が多くなれば、そのとおりに動くようになると書いて います。本の例では、雲の上抜けなどは上伸することが多いと しています。この指標は、ある程度信じてもよいかもしれませ ん。しかし、タートルズの戦法を真似する人が多くなると、一 時的にせよその戦法が通用しなくなるといったことも聞いたこ とがあります。その辺はきつねとたぬきの化かしあいといった ところなのでしょうか? 最後のほうに筆者推奨のエスチャートの説明があります。21 日間でもっとも出来高が多い日がくれば、翌日をスタンバイの 日とし、その日の高値・安値を目安に次の日から5日以内に高 値を抜ければ買い、安値を抜ければ売りといったものがひとつ の例です。この指標はけっこう役に立ちそうな気がします。
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