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企業に何十億ドルものバリュエーションが付く理由
「バリュエーション学部長」と呼ばれることもある、アスワス・ダモダラン ニューヨーク大学教授の企業価値評価の本です。 私自身は、教授の指摘する「古いタイプのバリュー投資家」に属していると認識しています。このため、一度も利益をあげたことのない「企業に何十億ドルものバリュエーションが付く理由」を知りたくて本書を読みました。 その理由は、「優れたストーリー」に基づいて事業に投資しているということを理解しました。 そして、その「将来ストーリーがどのように変化するかという不確実性が大きな部分」を読み切ることができると、「獲得できるアップサイド」が大きいという教授の主張を理解しました。 本書では定性分析を定量分析の数字に落とし込むために、どのようなストーリーを用いるのか、その際の注意点など、具体的な事例を用いて説明します。 考え方自体は、「シナリオプランニング」や「ディシジョン・マネジメント」で馴染みのあるものでした。 しかし、教授自身の思考を追認できますので、この部分はとても興味深いものでした。要は、仮説の確度が勝負を決めると思いました。 面白い本です。 スマイル 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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