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逆張りトレーダー メディア日記を付けて投資機会を見極める
横並びが要求されるプロのファンドマネージャーでさえも逆張 りが難しい傾向にあると思われます。さらに、有名なヘッジフ ァンドマネージャーであるジュリアン・ロバートソンやソロス の片腕であったドラッケンミラーでさえ、2000年あたりの大衆 の熱狂には勝てずに投資成績を著しく落とすことになりました 。 この本には、アメリカの株式市場は、強気相場での上昇期間は 、およそ平均24ヶ月、平均上昇率は65%、そして、平均し て4年ごとに安値をつけ、下落率は20〜50%くらいだと述 べています。こういった基準がわかっていると、ある程度逆張 りするときがわかるかもしれません。 そして、この本のもっとも述べたいことである、メディア日記 についてですが、一般誌に極端な意見がでてくると、それが株 価の天底の可能性があるといった類のことあり、運用する上で の基準がいろいろと書いてありますが、うまく運用するのは、 投資家のアートの部分も動員しなければならないということで 、ただ切り抜きを集めればうまくいくといったものではないよ うです。よって、このメディア日記は、ほかの判断基準とあわ せて運用するのはよいと思われます。その判断基準は、パンロ ーリングさんから出版されている「資産運用の強化書」などに 書かれている方法がよいと思われます。 (bblue、40代、会社員) 雑誌や新聞、それも金融や資産運用の専門の雑誌などではなく一般の新聞・雑誌な どに「大暴落」「破綻」、あるいは逆の「大儲け」「爆騰」などの文字が踊るように なったら、相場の反転は近いなどということが言われたりする。 本書は、簡単に言えば、こうした見方や考え方、発想について、米国市場を例に とって具体的にその利用方法について解説した内容と言えよう。 効率的市場仮説の考え方は、いわば「学者の戯言」であるというのもよく言われる ところ。本書は「大衆筋」という言い方で、上昇、下落のトレンドを説明する。これ らの動向によって、相場は上にも下にも行き過ぎることがあるというわけだ。 その大衆筋の「気分」を探る方法が雑誌や新聞の見出し。特徴的なこれらの記事を スクラップし、それと実際の相場の動向を照らし合わせることは、相場に対する感覚 を養うためにかなり有用だろう。ただ、これを「科学」的、統計学的に分析すること は難しいかもしれないが。 本書の投資の目標は「インデックスを上回る運用」である。だから、感覚的に言う ならば目標は至って控えめである。 私自身、長期運用のポートフォリオを持ちつつ、下落すれば買って上昇すれば売る ような売買を繰り返し、インデックスを上回るような投資成果をめざしている。そう した立場から言えば、本書のスタンスには共感できるものがあった。 (ふしみん、40代、公務員) 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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