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騎士の掟〜RULES FOR A KNIGHT〜
俳優のイーサン・ホーク氏の先祖トマス・レミュエル・ホーク氏最期の手紙をまとめたものが本書である。 時は15世紀、もう自分が家に戻ることが無いと察した氏が死を覚悟しつつ、愛する子供たちの為に人生の道標として夜通しで書き記した祖父から受け継いだ【騎士の掟】。 イーサン・ホーク氏の親類宅で発見され、氏の計らいによって陽の目を見る事となった何ともドラマチックな本。 そんな本書、どんな内容が書かれているのか気にならないわけがない! 内容は孤高・謙虚・感謝・誇り・協調など20の知恵について書かれており、一つ一つの教訓にトマス氏が語る短めのストーリーがとても読みやすく、まるで上質の映画を観ているようなそんな感覚で楽しめる本です。いずれ映画化されることがあったら、そちらも間違えなく名作になると思いました。 本の大きさも持ち歩きがし易いので、手元に置いておき、毎日少しずつ読み返して、日々の生活に活かす、座右の書として傍らに置いておきたいそんな一冊です。 まさに英知、大いなる遺産と言って良いでしょう。 中には仏教の教えや、東洋の故事に類似するものがあったりと洋の東西を問わず大切な事は教えとして取り込まれているようです。 興味深いのは、騎士本人の立ち振る舞いの話だけではなく、ある時は奥様だったり、遠征先の非常に状況の悪い中を生きてる子供たちからその振る舞いを見て学んだ話もあり、常に謙虚に学ぶ姿勢も非常に好感が持てました。 そしてこれらの崇高な教えを遺す生き方をしてきた大爺様ですら、自分の最期を前に悩み、もがき苦しみ、最後には受け入れる。その過程、人間臭い姿が何とも言えず・・・良いのだ。 だからこそ、本書の価値がより一層輝きを増している、そう感じずにはいられなかった。 コロナ禍で、人としての生き方、立ち振る舞い、死、色々と考えることがあると思います。 偉大な騎士たちが、自分の死が目前に迫ってきた時に何を考え、どう振舞ったのか。
そう言った貴重な内容が詰め込まれた本書を開いてみる。 きっと本書は貴方に力を貸してくれるでしょう。 *** オーディオブック版へのご感想 *** 本を何度も読み返した後に、じっくり聴かせて頂きました。
音声もとても聞き取り易く、焚火の効果音などもリアリティーがあり、本当に自分が巨石群の前で語らいに参加できている感覚を味わえました。 大爺様の最期のシーンもこちらで聴けて本当に良かったです。 私と同じ様にいずれ映画版も観てみたい!と思っている人には是非こちらも体験して頂きたいと思います。 億乃細道 自営業 日本個別株6年 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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