数あるテクニカル入門書の中で、基本を身につけるという意味で一番役に立った本です。
無数にあるテクニカル指標の計算式やら基本的な意味やらを単に網羅的にまとめただけではなく、少数の指標(移動平均、RSI、ピボットなど)に絞り、きちんとその指標の意味や成り立ちなどを丁寧に説明してあります。
ローソク足などの説明も、単純な見方だけではなく、ラリー・ウイリアムズの検証結果などを出しながら、批判的に見る部分は批判的に見たりと、入門書からは一歩進んだテクニカル入門書になっていると思われます。
また、巻末に付録として「テクニカル分析確認テスト」が付いており、初学者の方には内容の濃いものとなっているのではないでしょうか。
初心者の方だけでなく、すでに基礎知識のある方にも役に立つテクニカル分析本だと思います。