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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/04/07 16:51,
提供元: フィスコ
7日の中国本土市場概況:上海総合7.3%安で大幅続落、景気懸念で心理悪化
*16:51JST 7日の中国本土市場概況:上海総合7.3%安で大幅続落、景気懸念で心理悪化
連休明け7日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比245.43ポイント(7.34%)安の3096.58ポイントと大幅続落した。昨年9月27日以来、約6カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
投資家心理が悪化する流れ。米中の関税応酬が経済を下押すと危惧されている。中国財政部は4日、米国からの全輸入品に対して追加関税34%を課すと発表した。現地時間の4月10日12時1分から実施する。米トランプ政権が2日に発表した「相互関税」政策で、中国製品に追加関税34%(既存の20%も合算すると実質54%)を課したことに対する報復措置となる。米中対立の激化も不安視された。外電が7日、中国の政府関係者は週末、「トランプ関税」に対応するため、消費刺激策を前倒しするかどうかを協議したもよう――などと関係者の話として報じたが、これを好感する動きは限定されている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテクの下げが目立つ。IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)やインターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)、モバイル端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)などがストップ(10.0%)安で引けた。
自動車株も急落。上海汽車集団(600104/SH)や長城汽車(601633/SH)、重慶千里科技(601777/SH)、安徽江淮汽車集団(600418/SH)などがストップ(10.0%)安で取引を終えた。このほか、消費関連株や不動産株、資源・素材株、金融株など全業種が下げている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が20.53ポイント(7.68%)安の246.95ポイント、深センB株指数が90.45ポイント(7.43%)安の1126.43ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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