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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/06 16:44, 提供元: フィスコ 6日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で3日続伸、国策銘柄に買い*16:44JST 6日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で3日続伸、国策銘柄に買い6日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比39.13ポイント(1.17%)高の3381.10ポイントと3日続伸した。 前日までの好地合いを継ぐ流れ。各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日に開幕し、国策に対する期待感が高まっている。李強・首相が冒頭で読み上げた「政府活動報告」では、消費の押し上げ、内需の拡大が重点項目に挙げられた。また、不動産・株式市場の健全な発展に注力するほか、AI(人工知能)技術の活用を通じ、各産業分野でイノベーションを進めることにも言及している。「トランプ関税」の懸念もやや薄らぐ。米政権が4日に発動した関税措置に関し、ホワイトハウスの報道官は5日の記者会見で、カナダとメキシコに課した25%関税のうち、自動車は1カ月免除すると説明した。報道官は「トランプ大統領は、追加関税の適用除外申請にオープン」との見解も示している。また、大統領が4日に行った施政方針演説で、中国への言及がわずかだったことを受け、米中関係の更なる悪化も避けられたとの見方もプラスだ。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)とソフトウエア開発の東軟集団(600718/SH)がそろってストップ(10.0%)高、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が6.9%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が5.4%高、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.5%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が3.8%高で引けた。 不動産株も高い。新城控股集団(601155/SH)が3.7%、万業企業(600641/SH)と保利発展控股集団(600048/SH)がそろって3.4%、緑地HD(600606/SH)が3.2%ずつ上昇した。 証券株も物色される。首創証券(601136/SH)がストップ(10.0%)高、信達証券(601059/SH)が5.3%高、中信建投証券(601066/SH)が3.0%高、中信証券(600030/SH)が2.4%高で取引を終えた。消費関連株、通信株、医薬株、素材株、インフラ関連株なども買われている。 半面、発電株はさえない。華電国際電力(600027/SH)が2.7%、浙能電力(600023/SH)が2.0%、華能国際電力(600011/SH)が1.9%、国投電力(600886/SH)が1.1%ずつ下落した。銀行株、エネルギー株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.30ポイント(0.87%)高の266.24ポイント、深センB株指数が3.08ポイント(0.25%)高の1221.62ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |