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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/11/04 11:02, 提供元: フィスコ 静岡ガス Research Memo(2):1910年に設立された都市ガス会社、成長事業の加速を目指して新体制に移行*11:02JST 静岡ガス Research Memo(2):1910年に設立された都市ガス会社、成長事業の加速を目指して新体制に移行■会社概要 1. 会社概要 静岡ガス<9543>は1910年に設立された都市ガス会社で、静岡県中東部を主な供給エリアとする。また、グループ会社を通じて、静岡県の掛川、袋井、島田、下田、御殿場のほか近隣他県の一部などにも供給している。2026年9月30日時点で、傘下に連結子会社38社、持分法適用会社等7社を持ち、都市ガス、LPG、電力・再エネ、くらしサービス、エンジニアリングサービスなどの幅広い事業を手掛けている。また、2026年3月には米国の機関投資会社EIG Global Energy Partners(以下、EIG)が設立・運営するLNG事業会社への出資参画を決議するなど、海外事業にも積極的に取り組んでいる。 LNG調達については、長期契約を中心に安定的な調達体制の構築に取り組んでいる。2026年上期には、東京ガス<9531>及びマレーシアの国営石油・天然ガス会社であるPetroliam Nasional Berhadの子会社であるPETRONAS LNG Ltd.(以下、PETRONAS LNG)と新たにLNG売買契約を締結するなど、調達先との良好な関係を構築している。2025年1月には新たなグループ企業理念として「エネルギーを中心としたグループ総合力で、豊かで持続可能な未来を追い求めます」を策定・公表し、顧客への最適なソリューション提供等を通じて、持続可能な社会の実現を目指している。なお、成長事業の加速、効率化と機能強化、ガバナンスとコンプライアンスの向上を目的に、中間持株会社の設立、分社化・合併、資本関係の見直し等のグループ組織再編を実行し、2026年1月より新体制に移行した。 2. 沿革 同社の設立は日露戦争後間もない1910年(明治43年)4月に遡る。その後は周辺地域のガス会社を相次いで設立・買収する形で都市ガスの供給エリアを拡大してきた。1944年12月に竣工した旧 静岡製造所(2003年1月に閉鎖)において、当初は石炭からガスを製造していたが、石炭から石油、天然ガスへの燃料転換が進むなか、1992年8月に清水エル・エヌ・ジー(株)(現 連結子会社で出資比率は同社65%、ENEOS Xplora(株)35%)を設立して1993年4月にLNG基地(袖師基地)建設に着工した。1996年4月の同基地竣工を経て、1996年7月にマレーシアからLNG導入を開始した。その後、2001年1月にLNG2号タンク、2010年1月にLNG3号タンクを同基地に増設して天然ガスの需要拡大に対応してきた。また、2007年にはINPEX<1605>の天然ガスパイプラインに接続して、2010年からINPEX向けに卸販売を開始したほか、サーラエナジー(株)(建設当時は中部ガス(株))と共同で建設した静岡・浜松間の天然ガスパイプライン「静浜幹線」が2015年10月から全線供用を開始し、サーラエナジーへの卸販売も行っている。 2000年前後には子会社の吸収合併等を進め、2001年12月に東京証券取引所(以下、東証)市場第二部に上場した。その後、2003年12月の東証第一部への指定替えを経て、2022年4月には東証の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 古川 聖治) 《HN》 記事一覧 |