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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/25 12:09, 提供元: フィスコ ドリーム・アーツ Research Memo(9):2025年12月期は2ケタ増収。年間配当は1株当たり40.0円継続*12:09JST ドリーム・アーツ Research Memo(9):2025年12月期は2ケタ増収。年間配当は1株当たり40.0円継続■ドリーム・アーツ<4811>の今後の見通し ● 2025年12月期の業績見通し 2025年12月期の連結業績は、売上高5,600百万円(前期比11.3%増)、営業利益778百万円(同0.6%増)、経常利益874百万円(同14.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益605百万円(同9.9%増)と、2ケタ増収を維持するが、成長投資の拡充により増益幅は縮小する見込みだ。クラウド事業の売上高は4,514百万円と同16.0%増を見込むが、オンプレミス事業の売上高は一部解約に伴い462百万円と同17.1%減を見込む。プロフェッショナルサービス事業の売上高は、複数のプロジェクトが進行しており622百万円と前期比6.6%増を見込む。売上総利益率は前期並みの57.8%を見込み、売上総利益は3,236百万円と同363百万円増加するが、販管費が2,457百万円と同357百万円増加するため営業利益は778百万円と同4百万円増と前期並みの水準にとどまる見込みだ。中間期の進捗率は、売上高が50.2%と順調で、営業利益は78.2%と高水準で推移している。下期に進捗をみながら開発・営業・マーケティング人材など人的リソースの拡充、Web/イベントマーケティングなど広告販促活動の強化といった成長投資に振り向ける計画だ。全体としてホリゾンタルSaaSが好調に推移し、予算のコントロールが細かく的確に実行できていることから、業績予想達成の可能性は高いと弊社では見ている。なお、2025年12月期の年間配当は1株当たり40.0円、配当性向は25.6%を予定している。 成長投資には前期比増収分566百万円をすべて投下する計画であり、2025年12月期は今後の中長期的な成長のために経営基盤を固める「非連続的な成長に向けて基盤整備を進める年」と位置付けている。事業規模の拡大に伴い人的リソースの拡充は成長に不可欠であり、566百万円のうち418百万円を労務費・人件費・採用費に充て、年間の純増で30名確保を目指している。中間期で新卒も含めて30名を採用しており退職者などを含めて19名増加しているが、下期も同程度の採用を実施する。また、残りの139百万円を広告販促費に充てる予定で、既に2025年7月には「SmartDB」のユーザー向けイベント「スマデビジャンボリー!」を開催し、600名超のユーザー、導入検討企業などの参加を得て、製品の最新情報と事例共有などコミュニティのつながりを強化した。9月には2025年12月期4回目のオンラインイベント「デジタルの民主化DAY」も開催した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 松本 章弘) 《HN》 記事一覧 |