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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/18 12:33, 提供元: フィスコ 株式会社ハルメクホールディングス×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)*12:33JST 株式会社ハルメクホールディングス×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)ハルメクホールディングス<7119> ■質疑応答 ▲フィスコ 高井 ありがとうございました。 それでは続いて、DAIBOUCHOUさんに、気になる点についてご質問をいただきたいと思います。DAIBOUCHOUさん、よろしくお願いいたします。 ●DAIBOUCHOU はい、私も現在52歳になりまして、いわば「ハルメク世代」、シニア層に仲間入りした立場です。こうしてシニアの方々に向けて、さまざまな手段を通じて情報やサービスを届けていらっしゃることは、大変ありがたいことだと感じています。非常に社会的意義の高い事業ではないかと、個人的にも強く思っております。 では、最初の質問ですが、今回このタイミングで対談動画にご登壇された理由や背景について、ぜひお聞かせいただけますでしょうか。 ■ハルメクHD 宮澤様 私どもは2023年3月にグロース市場へ上場いたしました。当初は、機関投資家向けのIR活動に力を入れておりましたが、実際に上場してみると、当社の株主構成は機関投資家が非常に少なく、個人投資家の比率が非常に高いことが分かってまいりました。そのため、IR活動の方針を見直し、現在は個人投資家の皆さまとの対話を重視する方向に大きく転換しております。 近年はさまざまな形で個人投資家向けのIR活動を進めておりますが、今回のように著名な個人投資家の方と対談させていただくのは初めての機会です。これまでは、主に会社説明や決算報告などの講義形式が中心で、質疑応答はあるものの、双方向の「対談」という形はありませんでした。その意味で、今回のような対談形式は、個人投資家の皆さまに私どもをより深くご理解いただく、非常に良い機会になるのではないかと考え、ぜひ参加させていただきたいと思った次第です。 ●DAIBOUCHOU ありがとうございます。私も、こうして社長と直接対談させていただける機会は非常に貴重だと感じており、ご登壇いただけることを大変ありがたく思っております。 次にお伺いしたいのですが、御社の事業は「シニア市場」、中でも50代以上の女性を対象としたビジネスと伺っております。一般的には、ややニッチな市場という印象を持たれがちかと思いますが、実際にはどのような市場の広がりがあるのでしょうか? ■ハルメクHD 宮澤様 実際には、この市場はニッチではなく、非常にメジャーな市場です。むしろ、ビジネスとして非常に魅力的な市場だと考えております。 なぜこの市場がメジャーなのかと申しますと、まずこちらのパワーポイントをご覧いただきたいのですが、人口を50歳以上と50歳未満に分けた場合、現在、50歳以上の方が人口の50%を超えております。また、女性に限定すると、その半数以上が50歳以上の方であり、相当数の方々が存在します。2025年の推定値では、50歳以上の人口が約3,400万人、50歳未満が約3,000万人と、実は50歳以上がマジョリティです。 さらに人口の数だけでなく、個人金融資産の面から見ても魅力的です。日本全体の個人金融資産は約2,200兆円とされていますが、そのうち50歳以上の世帯が80%以上、約1,800兆円を保有しています。一方、50歳未満の世帯の保有資産は約400兆円にとどまります。 つまり、年齢層の高い方々が圧倒的な経済力を持っており、私どものお客様はこの人口構成と金融資産の両面から非常に魅力的な層であるといえます。 以上の理由から、当社のターゲット市場は決してニッチではなく、むしろメジャーな市場であると申し上げられます。 ●DAIBOUCHOU 確かに、私も株式投資家の方々とよくお会いしますが、やはり50歳以上の方が多い印象です。金融資産の分布から見ても、50歳以上の方々が圧倒的に資産をお持ちで、人口比でも半数以上を占めているのは、高齢化社会の縮図のように感じます。非常に実感できました。 それでは、3つ目の質問ですが、JMDCの松島陽介会長が筆頭株主とのことですが、JMDCや松島会長との協力関係についてお聞かせいただけますでしょうか。 ■ハルメクHD 宮澤様 はい、協力関係はございます。 現在、筆頭株主は松島陽介様と表示されていますが、実際には私が筆頭株主でございます。と申しますのも、2番目に記載されているわたくし、宮澤孝夫に加えて4番目のIHドリームは、私の資産管理会社でありまして、合算すると、私が実質的な筆頭株主ということになります。続いて2番目が松島様、そして3番目が山元様という構成です。 松島様とは、以前からお付き合いがございます。もともとハルメクは、民事再生後、J-STARというプライベート・エクイティ・ファンドが株主となっておりましたが、その後、ノーリツ鋼機グループがJ-STARから株式を譲り受け、弊社の株主となりました。その当時、松島様および山元様はノーリツ鋼機の役員を務めていらっしゃいました。そして、弊社がノーリツ鋼機の子会社となった際に、松島様と山元様が子会社の経営を担当されることになり、そこからご縁が始まっております。 お二人とも、弊社の事業内容について非常によくご理解いただいており、現在はエンジェル投資家としてさまざまな投資活動を展開されていらっしゃいます。その一環として、弊社がMBO(マネジメント・バイアウト)を実施した際にも株式をお引き受けいただきました。 このような経緯から、現在も大変良好な関係を築いており、安定株主として株式を長期保有してくださっております。 ●DAIBOUCHOU 承知しました。株主構成を見る限り、個人株主の方が非常に多い印象を受けます。投資信託やベンチャーキャピタルなどの機関投資家の比率は、それほど高くないようですね。 ■ハルメクHD 宮澤様 はい。もともとMBOを実施した際は、いわゆる純粋なMBOという形で、ファンドなどの機関投資家は参加せず、個人のみで資金を集めました。もちろん、銀行からの借り入れによる支援はいただきましたが、株式、つまりエクイティの部分に関してはすべて個人投資家による出資で構成されています。その流れを引き継いで、現在の株主構成においても、個人株主が大半を占めている状況です。 ●DAIBOUCHOU 承知しました。次にお伺いしたいのですが、物販の事業について、「ハルメク」と「ことせ」という2つのブランドがあると伺っています。それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。 ■ハルメクHD 宮澤様 少し分かりづらいかもしれませんが、「ことせ」はお客様向けのブランド名として使用しておりまして、運営会社の正式名称は「ハルメク・アルファ」といいます。もともとは別の会社でしたが、弊社グループが買収し、ハルメクグループに加わったという経緯がございます。買収当初はさまざまな課題を抱えていた企業でしたが、再建を進め、2022年3月期以降は成長トレンドを形成しております。 株式会社ハルメクホールディングス×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)に続く 《MY》 記事一覧 |