携帯版 | ||
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/01/20 07:41, 提供元: フィスコ NYの視点:【今週の注目イベント】米大統領就任式、ダボス経済フォーラム、日銀金融政策決定会合、日加CPI、英雇用*07:41JST NYの視点:【今週の注目イベント】米大統領就任式、ダボス経済フォーラム、日銀金融政策決定会合、日加CPI、英雇用今週は米大統領就任式が予定されている。トランプ次期大統領は、就任1日目から数多くの行政命令を出すとすでに表明している。関税、移民、暗号資産関連、ドル政策などに注目が集まる。 トランプ次期米大統領が財務長官に指名したスコット・ベッセント氏は16日に上院財政委員会で開催された指名承認公聴会に出席し減税策延長が最重要課題だと主張。もし、減税策を延長しなければ経済危機につながると警告した。連邦準備制度理事会(FRB)の独立性に関しては、支持を表明。また、トランプ次期大統領が望んでいる債務上限撤廃を巡り、議会と協力していく姿勢を表明した。 また、日本銀行の金融政策決定会合(23−24日)に注目が集まる。昨年12月の全国消費者物価指数(CPI)は日銀利上げを後押しする公算。市場ではすでに85%追加利上げを織り込んだ。追加利上げで円買いが優勢になると見られるが、米新政権による政策などに世界経済の成長期待が高まるとリスク選好の円売りも強まる可能性があり、円の上昇が限定的となる可能性もある。 英雇用統計は、賃金の伸び回復を示す見込み。英中銀の次回2月の会合で利下げ軌道には修正なしとの予想。市場は92%利下げを織り込んでおり、ポンド売り圧力となった。 米国では製造業・サービス業PMI、ミシガン大消費者信頼感で成長や消費の行方を探る。次期政権の政策に加え、国際通貨基金(IMF)が25年の世界経済の成長率見通しを引き上げ、強い米国経済の成長がけん引するとしており、ドル買いが継続する可能性がある。 さらに、カナダの物価統計、中国が金利決定を予定している。また、スイスではダボス経済会議が開催される。中銀、財務相が参加予定で、イベントでの発言に注目される。 ■今週の主な注目イベント ●20−24日:スイス、ダボス経済フォーラム ●米国 20日:キング牧師誕生記念の祭日休場、大統領就任式 22日:コンファレンスボード、先行指数 23日:週次失業保険申請件数 24日:ミシガン大消費者信頼感、中古住宅販売、製造業・サービスPMI ●欧州 20日:ホルツマン・オーストリア中銀総裁が講演、イチッチ・クロアチア中銀総裁 20−21日:EU財務相会合 21日:ZEW調査、センテノ・ボルトガル中銀総裁、ECB理事が議会証言 22日:ラガルドECB総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、クノット・オランダ中銀総裁がダボスで講演 23日:ユーロ圏消費者信頼感 24日:ユーロ圏製造業、サービス業PMI ●英国 21日:失業率、失業保険申請件数 24日:S&P製造業・サービスPMI ●日本 23日:貿易収支 24日:CPI、金利決定 ●カナダ 21日:CPI 23日:小売売上高 《CS》 記事一覧 |