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億り人になるための9つのルール
表紙の下に『ウォール街のランダム・ウォーカー』で知られるマルキール氏の推薦のコメントがあり、インデックス投資をしている「若者たちは株価が暴落したら大喜びすべきだ!」とも書かれていることから本書は内容を読まずとも、インデックスファンドをすすめるまともな投資本であることが推察できる。 実際、内容はそのとおりのものだった。 資産運用をすすめていく上で大事にするべき9つのルールが平易な言葉で書かれている。 このルールは少なくともつまらない、避けられる損失を被るようなことを避けるためには確実に役立つ。 30年ほど個人で投資をしてきた経験から言えば、耳が痛いごもっともな内容が列挙されている。 多くが自分自身がかつてやらかしてきたり、悩んできたりした内容だからである。 とりわけ共感したのはルール4。「鏡のなかの敵(あなた自身)を制圧せよ」。 行動ファイナンスの基礎的な知見でも明らかなように人はわけのわからない合理的でない行動、判断をしがち。その傾向を理解して投資をすすめることは非常に重要だと思う(自戒をこめて)。 残念なのは日本人のたるの賢明な投資会社の紹介がないこと。 また、株式の個別銘柄への投資を行っている立場からすれば、個別の株式へ投資する魅力や面白さ、そのリスクや留意点などについても章をさいてふれてほしかった(『ウォール街のランダム・ウォーカー』にはそうした内容もある)。 全体として見れば、わかりやすく誠実な個人の資産運用に対してのアドバイス本になっており、おすすめ。 ふしみん 60代 個人投資家 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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