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トレードシステムはどう作ればよいのか 1
本書は、フューチャーズ・トゥルースCTAの研究部長が実際に検証をした結果をまとめたものである。 完全システムトレードに限らず、裁量トレードでも何らかのルールで売買すると思うが、このルールが有効かどうかは必ず検証しなければいけない。 私自身も検証を繰り返し行なったという過去がある中で、検証そのものにも技術が必要であると知った。 あまり深く考えない投資家も居るだろうが、しっかりとした優位性を担保するには高度な知識と技術を持った上での検証結果というものが必要だ。 巷にあふれる売買ルールの優位性の有無はもちろん、効率化を図る上でも本書の内容が示唆するものは大きい。 ただし、初心者には少し敷居が高いと感じるかもしれない。 というのは、冒頭からラルフ・ビンス著『投資家のためのマネーマネジメント』に出てくるオプティマルf の概念などが出てくるので、ある程度の知識がないと読みにくいのは事実だろう。 色んな投資関連の書籍を読破してきた経験ある投資家には参考になる要素は多い。 当たり前のように信じられている事柄も、彼の検証によって優位性が明らかになる。 個人的には、自身の検証結果と、彼の検証結果を比較するのも楽しみの1つとなった。 データを数学的に、また統計学的に捉えることができる投資家にはぜひ一読をお勧めしたい。 (ラオウちゃん、40代、医師) 商品説明ページへお買い物かごに入れる トレードシステムはどう作ればよいのか 2
著者はトレードシステムの検証専門誌の開発、分析の責任者であり、世界中のトレードシステムを客観的な立場から検証しランキング付けを行っている方です。 通常の書籍は学習のために一連の流れがありますが、この書籍は著者が行っている研究の論文をまとめたものなので興味のあるところから読む事ができます。 そして、1つ1つの内容が濃く価値のあるものばかりです。 システムトレーダーだけではなく裁量トレーダーにとっても役立つ情報が満載です。 システムの分散化についての考察、近年の市場の変化からオープンレンジブレイクアウトにかかる問題点、タートルシステムの再考と短期バイアスの見つけ方と注意点などトレーダーなら誰でも興味を持つ内容でしょう。 そして実際にトレードの役に立ちます。 嬉しいのがトレードステーションのイージーランゲージのコードまでたくさん記載されてるので非常に参考になります。 オープンレンジブレイクアウトシステムにフィルターの付け方やボラティリティストップなど、タイトル通りトレードシステムはどう作ればよいのかが楽しみながら分かってきます。 一番驚きだったのがヘッドアンドショルダーのコード化でした。 チャートパターンは客観性がなく本来の検証ができないとされていましたが、 この書籍でヘッドアンドショルダーを細かく定義してコードにしています。 主観的な判断でいくらでも解釈ができるとされるチャートパターンですが、 定義をきちんと決めれば客観的な検証が可能という事があらためて分かり大変勉強になりました。 著者に感謝です。
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