サヤ取りセミナー4 ［基本編＋戦略編]

　私は、約6年相場に参加しており、1年程前から相場に向かう姿勢を改め、市販されている相場関連書を120冊以上読み漁って勉強している最中です。投資スタイルは、ガソリン先物のリズム取りで,つなぎの方法を考えるとサヤ取りも考慮する必要があります。独学で研究していろいろとシミュレートしてみると、プロはどういう方法を取っているのだろう、とふと疑問になることがあります。

　まず、このセミナーの講師はどんな人なのでしょうか？ 羽根英樹氏は、個人トレーダーで93年からサヤ取りをはじめ、その後ある人からサヤ取りを教えていただいたと言っておりました。また、何回か「林先生が…」とセミナーの中でおっしゃっておりましたが、林輝太郎氏のことだと思われます。サヤ取りを彼から学んだのかどうかはわかりませんが、たいへん影響をうけているようでした。また、一人でサヤ取りをはじめたときは、『両外しサヤ取り教程』を教科書としてやられたそうです。私も今までに林輝太郎氏の書物を10冊読み、影響を受けているひとりです。『両外しサヤ取り教程』は、まだ読んでないので近々取り寄せようと思いました。それから、羽根氏は『サヤ取り入門』の著者であります。

　セミナーの内容はどのようなものなのでしょうか？「基礎編」は、これからサヤ取 りをやろうとする人や、まだサヤ取りを取り組み始めて1年以内程度のかたがたを対象にしたもののようです。ちょうど私は、「基礎編」の対象者ということになります。そしてそのほとんどは、「サヤ取り入門」の内容から基本知識、サヤ取りの道具、サヤ取りの練習方法、パターンの解説をしています。本を読んだ方でも、基礎の部分を軽く流した方々は、セミナーを受けることによってその意味合いを深めることが出来ると思います。私は、セミナー「基礎編」の最後に「終わりに」ということでまとめているのですが、そこが一番感動しました。特に名言だと思うのは、「…利益に直結する判断力は、過去に養った練習や実践で差が出る。…それは技術だ」「知識は教えることは出来るがその人のやることは教えられない」とおっしゃったことです。何を私が受け止めたかというと、大事なことは、正しい練習や実践を行うことなのだということです。

　さて「実践編」はどうでしょうか？ 講師の羽根氏の得意銘柄は、たぶんアラビカコー ヒーのように見受けられますが、少なくとも農産物のサヤ取りを主体に実践されているようです。セミナーもそれを中心とした展開だと思います。また石油製品のサヤ取りも実践しているようでして、石油製品の戦略について説明しています。私は、そちらのほうが参考になりました。「実践編」の前半は、「サヤ取りセミナー3 実践編」までのおさらいということで盛りだくさんの内容を猛スピードで説明し、他に、『相場は動く』（岩本巌著）の絶版本から、サヤ変動の理論を講義しており、穀物やゴムのサヤ取りを行うかたがたに参考になるのではないかと思います。私は、サヤ取り手法を研究する課題をたくさん得ることが出来たと思います。

　まとめとして、 サヤ取りセミナー4「基礎編」は、サヤ取りをはじめた方々にお勧めできると思います。さらに、「実践編」は、私にとっては、参考程度にしておくことで、後にまた見てみると良いのかなーというものでした。 　最後に要望のようなものですが、このセミナーで羽根氏のサヤ取りをはじめてから ある程度モノになってきたまでのストーリーを聞くことが出来たら面白いとも思いま す。

（オギー30代　相場師志願）

　株式を主に取引しているものにとって、先物を理解しようと思ったときまず理解に苦しむのが、限月と鞘取りという言葉です。鞘取りについては先物をやる以上知っておかなければならない手法なのに本当にちんぷんかんぷんだったため、最初は『マンガ サヤ取り入門の入門』を読んでアレルギーをなくしてから『サヤ取り入門』を読みました。その上でこのDVDを見たので非常に分かりやすかったです。やはりセミナーをうけると本と全然違ってすんなり頭に入ります。また質疑応答の時間にはセミナー参加者がみんな疑問に思うようなことを質問されたりしますので本とは違って本当に役に立ちます。

　基本編は基本的な考え方やブロックの書き方まで説明してくださっているので鞘取りに拒否反応を示してしまう人でも大丈夫だと思います。 基本編と戦略編で一通り鞘取りについて知ることができますので基本編だけとか戦略編だけ見るということをせずに両方ご覧になることをお薦めします。このセミナーのおかげで、鞘取りをローリスク・ローリターンだと勘違いしていたことや片張りの怖さを知ることができ非常に参考になりました。まだすぐに試すのは怖い気がしますので先生の教えてくださった練習方法を少しずつ実践しながら徐々に上達していきたいと思います。

(２０代のサラリーマン)

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