大栄銀行から副社長としてピースミシンに出向した深見は、会社がグロリアグループを率いる鬼頭隆介により株の買い占めにあっている事を知る。鬼頭は、大株主である事に飽き足らずピースミシンの役員の座を要求する。老獪な手をめぐらせ、ついには取締役に就任。さらに様々な要求を出してくる。鬼頭の目的は・・・。外資のM&Aに脅える日本企業。金融も弱体化しビッグバンをひかえた今、必読の裏経済小説。
大下英治 廣済堂出版
1,980 yen
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