| 内容紹介
80%のどうでもいいことが、決断を誤らせる
 本書で語られているのは、決断に至るプロセスを仕組み化し、判断基準を明確にすることで、
意思決定をシンプルにするための技術・テクニックです。
 
 仕組み化された意思決定プロセスは同時に、不必要なコミュニケーション時のミスリードや感情的な障壁を取り払い、
対人ストレスをも軽減させる効果も生むということ。
 
 仕事上、「決めることが苦手」という方は少なからずいると思いますが、その「決められない理由」の多くは、『どうでもいいこと』を考え過ぎているから。
 
 本書では、「80%のどうでもいいこと」を挙げると同時に、早く正しく決めるために大切な「数字、ファクト、ロジック」の使い方を、 
ライフネット生命CEO兼会長の出口治明氏が解説します。
 
 「何を、どう、考えて決めればよいのか」誰も教えてくれなかったシンプル且つ決定的なルールを紹介します。
 
 目次
はじめに
 【序章】決められる人が物事を進められる
 〜自分のアタマで考えた人が評価される時代に〜
 
 [1]考えて決断する人が、物事を動かす
 ・日本人は決められない?
 ・自分のアタマで考えなくてよかった時代
 ・考えなくていい時代は、何もしないほうが歓迎された
 ・考えて決断する人が評価される真っ当な時代になった
 
 【Chapter1】なぜ、正しく決断できないのか
 〜80%のどうでもいいことが「決断」を鈍らせる〜
 
 [1]「決める」のは、本当はシンプルなこと
 ・「どちらのほうがベネフィットが高いか」で選ぶのが原則
 ・「余計なこと」が決断を鈍らせる
 ・「余計なこと」の具体例
 ・提案を通すことは別の領域のゲーム
 ・提案を通すときは、タイミングをみる
 
 [2]「捨てられない」から決められない
 ・トレードオフの考え方
 ・「とっていいリスク」と「とってはいけないリスク」
 
 [3]「数字・ファクト・ロジック」で決める
 ・数字・ファクト・ロジックは、全世界共通のルール
 ・「さまざまな見方」があっても、ひとつの結論に落ち着く
 ・「数字・ファクト・ロジック」で意思決定は早くなる
 ・妊婦も入れる保険は、「数字・ファクト・ロジック」からできた
 
 【Chapter2】「数字」「ファクト」「ロジック」で物事を組み立てる
 〜世界共通の「決める」仕組み〜
 
 [1]考える力を見る「重い課題」
 
 [2]「数字」
 ・国語でなく算数で考える
 ・一見、聞こえのいい話の事実が見えてくる
 ・元データにあたるクセをつける
 ・1日10回ネット検索をする
 ・他人の意見は無視し、一次情報にあたる
 ・タテとヨコで比較する
 
 [3]「ファクト」
 ・「客観的な事実」と「意見」の扱い方
 ・ひとりのお客様の声はファクトではない
 
 [4]「ロジック」
 ・優れたロジックとはどういうものか
 ・少子高齢化で、働く人の負担はどれだけ増えるのか?
 ・多面的に見るコツ
 ・議論に素人を入れる
 ・自分自身の「X」を増やす
 ・ロジックで負けた、ハトが豆を食べる企画
 
 [5]ロジックの見直し方
 ・幹と枝葉に分ける
 ・幹と枝葉のどちらを変えるべきか
 ・数字とファクトが変わったら、ロジックも変える
 
 [6]岩盤まで掘り下げる
 ・「前提」となっているところを疑う
 ・素人メンバーがきっかけを作った「夜10時までのコンタクトセンター」
 ・早く決断したければ「急がば回れ」
 
 [7]「重い課題」の回答をどのように見るか
 
 【Chapter3】チームで決めるためのルールの作り方
 〜決められない人を「決められる人」に変えるために〜
 
 [1]間違いなく物事を進めるために「決める」ルールを作る
 ・ダラダラと考え続けてもよい答えは出ない
 ・「決める」ために、最初に「捨てる総量」を決める
 
 [2]みんなが「必ず決められる」ルールを作る
 ・時間を区切る
 ・画一性の錯覚に注意する
 ・数字・ファクト・ロジックの考え方を浸透させるには
 ・上司は答えを出さないこと
 ・部下に任せる
 ・「決められない」という相談を受けたら
 ・コア・バリューを文章化する
 ・ライフネット生命マニフェスト
 ・「少数」だから精鋭になる
 
 【Chapter4】動きながら完成させる
 〜トライ&エラーで修正しながら進める〜
 
 [1] 7割いけると思ったら動く
 ・トライ&エラーの中で本当にいいものが見つかる
 ・全国どこでも手弁当で講演に行く理由
 ・やってみて最もいい方法を続ける
 ・小さく産んで、大きく育てる
 ・やってみてわかる効果もある
 ・人と同じことをしていたら道は道は拓けない
 
 【Chapter5】1%の直感に従うために
 〜大切な瞬間ほど直感は閃く〜
 
 [1]迷ったら、直感で決める
 ・やっぱり直感は正しい
 ・大量のインプットで直感の精度が上がる
 ・直感で動くことができない理由
 ・失敗すれば多数派
 ・直感で決めたことを他人に説明する
 ・自信がなくても決める
 ・冷静さを失ったときは
 
 [2]直感を鍛えるために
 ・直感を鍛えるためのインプット
 ・旅……想像していたものと違う発見がある
 ・本……実体験と変わらない影響力を持っている
 ・人……「イエス」という答えが出会いを広げる
 ・先人の思考のプロセスを追体験する
 ・「常識」を疑うために仕事以外で学ぶ
 
 【終章】人生の30%に過ぎない仕事で、どう決断していくか
 〜良く生きるために〜
 
 [1]決断できない人の根本的な誤解
 ・仕事は人生のたった3割
 ・上に立つ人ほど、「仕事が3割」
 ・「人生の3割」を、世界経営計画のサブシステムにつなげる
 
 編集後記「いいことも、悪いことも書いてください」
 出口治明(でぐち・はるあき)
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに生命保険協会の初代財務企画専門委員長に就任し、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て退職。
 その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務め、2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役社長に就任。
 2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。現在代表取締役会長兼CEO。
※本商品は『早く正しく決める技術』
[日本実業出版刊 出口治明著 ISBN:978-4534051837  192頁 1,500円(税別)]をオーディオ化したものです。
 
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