|   [オーディオブック] 人生で大事なことはすべて20代の読書で学んだ中島孝志,
こう書房パンローリング
 
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MP3    約240分 8ファイル 倍速付き 172MB 2007年5月発売 本体 1,300円  税込 1,430円
 
 
  
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オーディオブック(音声ブック)
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| 内容紹介
 本との出会いは一期一会。ときには自分の人生を変えるような影響を与え、ときには細胞の一つひとつにまで染みわたり、自分の人生観、宇宙観、社会観を形成していく。二○代という可能性の時期にどんな本を読むべきか、どんな読み方をすれば将来に活きてくるのか、人生と仕事を成功に導く本からのヒントを、人間評論家・中島孝志が語りかける。
 目次
まえがき〜可能性の時代に読んでほしい本
 第一章 この4冊で仕事を学ぶ〜仕事の達人から方法を学べ
 ●読んだ本から盗むことは二〇代の特権
 『天職ざんまい』(滝川精一)
 『樋口廣太郎語録』(ソニー・マガジンズ ビジネスブック編)
 『福富太郎のお金に好かれる法則』(福富太郎)
 『男たちの履歴書』(早坂茂三)
 
 第二章 この4冊で人間を知る〜できる人間はやっぱり20代から凄かった!
 ●おもしろおかしく生きた人に学ぶ
 『イヤならやめろ!』(堀場雅夫)
 『誰もやらない。だからやる』(白木学)
 『はじめに仮説ありき』(佐々木正)
 『たまごっち誕生記』(横井昭裕)
 
 第三章 この8冊でヒントをつかむ〜成功するにはコツを見つけることだ
 ●成功のポイントはいい見本を見つけること
 『自己アピールの上手い人 下手な人』(横澤彪)
 『人生の流儀』(城山三郎)
 『野球は頭でするもんだ!』(野村克也)
 『勝者のシステム』(平尾誠二)
 『勝負の極北』(藤沢秀行・米長邦雄)
 
 第四章 この7冊で人生を変える〜おもしろくなければ人生じゃない
 ●人の中で生きているからこそ、ダイナミックに生きたい
 『賭博師たち』(伊集院静他)
 『奇貨居くべし 春風篇』(宮城谷昌光)
 『せ・し・ぼん』(薩摩治郎八)
 『日本企業の表と裏』(高杉良・佐高信)
 『命の使い方』(落合信彦)
 『隠すな!』(田口弘)
 
 第五章 この6冊で自分を磨く〜めげそうな時でもめげない
 ●自分が変われば運も変わっていく
 『牡丹』(団鬼六)
 『渥美清 わがフーテン人生』および『知られざる渥美清』
 『立命の書「陰しつ※録」を読む』(安岡正篤)
 『運命を拓く 天風瞑想録』(中村天風)
 『ダスキン祈りの経営 鈴木清一のことば』(鈴木清一)
 
 第六章 この6冊で人間通になる〜人間を楽しみ、人間を学ぶ小説
 ●どうしても読んでおきたい歴史小説と企業小説
 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)
 『坂の上の雲』(司馬遼太郎)
 『花神』(司馬遼太郎)
 『金融腐蝕列島』(高杉良)
 『外食王の飢え』(城山三郎)
 『安売り一代 闇の仕事師』(本所次郎)
 
 第七章 この5冊で心を旅する〜人との出会い、自分との出会い、読書とは旅に出ること同じだ
 ●さまざまな「出会い」が人生を変えてくれる
 『深夜特急』(沢木耕太郎)
 『ASIAN JAPANESE』(小林紀晴)
 『ミュータント メッセージ』(マルロ モーガン)
 『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅』(斉藤政喜)
 
 あとがきに代えて〜本の読み方にはコツがある
 ◆そのほかに本書で紹介するおもな本
 『創造力の育て方・鍛え方』(江崎玲於奈)
 『ノムダス 勝者の資格』(野村克也)
 『ノムダス2 弱者が勝者になるために』(野村克也)
 『草枕』(夏目漱石)
 『バックパッカー パラダイス』(さいとう夫婦)
 抄録
『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)文芸春秋 文春文庫 (一)本体514円
 ■ほんとうの意味の「型破り」
 
 坂本竜馬が活躍したのは、ご存知の通り、幕末です。
 幕末には、あとから考えれば偉大な人間が山ほど日本に現れています。「あのときに出尽くしてしまったから、いまの時代に人物がいないのだ」と感じるほどです。
 維新を迎えずに亡くなる吉田松陰、久坂玄瑞や大村益次郎(『花神』の主人公)もいます。多くの偉大な魂が亡くなっていきます。この幕末の偉大な魂のお釣りのような人間たちで明治が運営されていくわけですが、それでも今の日本人とはレベルが違う指導者たちでした。
 この指導者たちの中でも、夢の壮大さ、しかも実行力、常識にとらわれない豊かな発想、型破りという点で竜馬の右に出るものはいないと思います。
 まず、二〇代のあなたも会社に入って型を学んだはずです。仕事の進め方、あいさつの仕方、付き合い方というような型を実社会の中で学んでいきます。これがない人間を型破りと思ったら大間違い。型のない人間のことは「型なし」といいます。型がしっかりできる。なおかつ自分独自のオリジナリティを付加価値としてつけて、はじめて「型破り」というわけです。
 
 
 ■人間的能力の基本とは「優しさ」だ
 
 竜馬は三三歳で亡くなるまで、人生をダイナミックに疾風怒涛のごとく駆け抜けていきます。
 明治維新は竜馬がいなければなし得られなかったと評価されています。後の明治政府の「五箇条の御誓文」となる「船中八策」も竜馬が提案しています。
 実際、敵対関係にあった薩摩と長州を「経済」というキーワードで結びつけてしまうのは、彼でしかなし得なかったかもしれません。
 維新の原動力となる薩長同盟をまとめるときにも、屈辱を耐えてテーブルについた長州の桂小五郎。それに対して、真意を探ろうとなかなか腹を割らない薩摩の西郷隆盛。とうとう、桂はしびれを切らして憤然として席を出ます。
 そのときの西郷に対する竜馬の一言。「それじゃ、あまりにも長州がかわいそうじゃないか」
 これで同盟は決まります。
 竜馬は優しい人間です。またも司馬さんが人間的に優しいから、竜馬をはじめとした登場人物の優しさが浮き彫りになってくるのでしょう。「人の長所は友達の長所でもなかなかわかりません。絶対にわからないのでは、と思うこともあります。絶対は大げさかも知れませんがそのためには心が優しくなければわかりません。その友人なら友人、その後輩なら後輩に対して心を非常に優しくすればわかってくるものなのです。心を優しくするためには己をなくすことが一番です。競争相手であることを押し殺し、その相手を優しく眺めてみれば、あのことについては自分は及ばないとよくわかってくるはずです。
 たとえ頭がよくても心が優しくなければだめなのです。大変に頭のよい人で、人の悪口ばかり言っている人がいます。それは心が優しくないからです。心が優しくないから人の欠点がよく目につく。頭がよければよいほど目につく。ところがそういう人は人間としてほかの人間に影響を与えることはできないのです。ほかの人間に対して影響を与えることのできる人は、とびきり優しい心を持っている人ですね」
 これは司馬さんが吉田松陰を評して発言しているシーンですが、竜馬もまったく同じです。男でも女でも優しくなければだめです。フィリップ・マーローではありませんが、「男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格はない」という通りです。
 優しさというのは、人間の能力の中でもダントツに重要な項目です。優しさとは生命への愛情です。人間的魅力のベースです。
 中島孝志(なかじま・たかし)
 1957年生まれ。早稲田大学卒業。南カリフォルニア大学院修士課程終了。PHP研究所、東洋経済新報社を経て、現在フリーのジャーナリスト。経営評論家として多方面で活躍中。異業種交流会「キーマンネットワーク」(会員数700名)を主宰。また、ほかに「波動経営研究会」「人間観・宇宙観研究会」などの研究会を主宰している。中島孝志の公式ページ「キーマンネットワーク」 http://www.keymannet.co.jp/
 
 ※本商品は「人生で大事なことはすべて20代の読書で学んだ」(こう書房刊 中島孝志著 ISBN:4-7696-0634-6 206頁 1,365円(税込))をオーディオ化したものです。
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