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月次情報で“伸びる前”に買う割安成長株投資入門
はっしゃん
パンローリング
A5判 554頁 2022年7月発売
本体 2,800円 税込 3,080円
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読者の声
「持続的に成長し続ける企業」を探して、「割安な時期」に買い、長く保有する方法
月次から始める割安成長株投資
株式投資では「決算書」や「四季報」が必要になる、と考えている人が多いと思います。
確かに、それは間違いではありませんが、絶対というわけではありません。例えば、皆さんは「月次情報」というものをご存知でしょうか?
月次情報(以下、月次)とは、ひと言で言うと、企業が毎月開示する「決算情報」のことです。月次の開示は、小売・飲食・サービス業など、私たち消費者にとって身近な企業に多いです(※すべての企業が月次情報を開示しているわけではありません)。
この月次(情報)、開示している企業は限られていますが、毎月発表されるだけに、読み方を知っておくと、ほかの投資家に先んじてチャンスをつかむことも可能です。
1)月次情報で小さな兆候を捉える=割安なときに投資できる
月次を見るメリットとして、“小さな兆候”に気づきやすいという点が挙げられます。なぜなら、毎月、企業の成長の様子を知ることができるからです。
例えば、月次(※前年同月比)が100%から110%、120%、130%という具合に連続で良い数字を残していて、かつ、それに連動して株価も上がっているようならば、絶好の狙い目となります(詳細は本文にて)。
この小さな動きは、四半期決算ではなかなか気づけません。場合によっては、「気づいたときにはもう、すでに割高になっていて手が出せない」ということもあるでしょう。その点、月次に注目していれば、“(大きく)伸びる前”、つまり割安なときに買うことが可能なのです。
絶好のタイミングで銘柄を買うことができれば、その後の対応も楽になります。この“絶好”を探るうえで、私たち投資家の武器になるのが「月次」なのです。
2)月次情報で10倍株
実際、月次情報を公開しながら株価10倍を達成したスター株はいくつもあります。ファーストリテイリングやワークマン、トリドールHD、モノタロウ、スノーピークなど、皆さんにとってもなじみのある企業が大きく躍進しています。そして、これらのスター株が大きく伸びるチャンスは「月次」にあったのです。
本書では、スター株の成功事例を見ながら、似たような場面が来たときにチャンスを逃さないやり方を学びます。
3)持続的な成長が期待できる企業に投資する
月次は武器にはなりますが、それだけで渡り歩くことができるほど、相場の世界は甘くありません。
月次はあくまでも入口です。仮に割安なときに買えたとしても、その後、買った企業が成長しなければ、投資をした意味がなくなってしまいます。つまり、月次で注目した企業が今後、「持続的な成長を成し遂げることができそうか」を読み解くことも、私たち投資家には求められるのです。
どの企業が成長するのかは「神のみぞ知る」で100%の予想はできませんが、成長の意志を持った企業の目星を付けることはできます。そのためには、具体的には、大きく、以下の2つが必要になります。
�…衫綿�析
月次や決算書(決算短信、決算説明資料)、中期経営計画を読み解く。
��定性分析
経営学やマーケティング理論でビジネスモデルを精査。ドラッカーのイノベーション理論やランチェスターの法則などを使う。
「割安なときに買う」ことももちろん大事ですが、それ以上に、「企業に成長の意志があるかどうか」は、私たち投資家にとっては、確認しておくべき大切なことだと言えます。
どういう企業に投資すべきか。そのことについても学びます
4)投資をする時間がなかった人でも取り組める
「月次の数字が好調で、株価も上がっている企業を買い、月次の数字が悪くなり、株価も下がってきたら決済する」という、月次を利用した短期的なトレードも可能ですが、本書では、企業の成長とじっくり付き合っていく長期目線の投資を紹介しています。会社員など、日ごろ、投資に取り組みにくい人にでも実戦していただけると思います。
持続的な成長が期待できる企業を、割安なときに買うことができれば、少しばかりの値動きに右往左往することもなく、じっくり投資と向き合うこともできるでしょう。「月情報から始める割安成長株投資」の有効性を試してみてください。
5)二刀流の成功を
本書では、投資で勉強して手に入れた 知識や成果をビジネスでも活かせるようにしています。本書に書かれている「月次情報」や「決算書」「マーケティング手法」などは、 投資家はもちろん、ビジネスパーソンや就活生、起業家にも役立つ応用の効く知識です。
トレンドや業績の変化を捉えること。
決算の数字を読めるようになること。
ビジネスモデルの本質を追求すること。
ひとつ学べば2倍分、役に立つ知識があります。 投資とビジネス。二刀流で成功を目指してみませんか?
◆本書の概要
第1章:月次ゲーム
この章では月次ゲームというものにチャレンジしていただきます。
月次(情報)とは、ひと言で言うと、企業が毎月開示する決算情報のことです。月次の開示は、小売・飲食・サービス業など、私たち消費者にとって身近な企業に多いです(※すべての企業が月次情報を開示しているわけではありません)。
この月次を、何の知識も持たずに、株価とともに数字を追いかけながら「どこで仕掛けて、どこで決済するか」を体験していただきます。
月次についての知識が特になくても、ゲームのルール(後述)通りに上手に立ち回るだけで結果がついてくるという、月次の威力を体験してください。
第2章:成功事例の事前学習
この章では、月次情報を公開しながら株価10倍を達成したスター株をピックアップして、成功モデルを事例学習します。
学ぶの語源は“真似ぶ”にあるというように(※諸説あります)、成功企業の事例(月次や決算がどのように変化して、株価がどのように上昇したかなど)を学ぶことで、似たような場面に遭遇したときに真似することができるようにしてください。
第3章:月次情報投資の教科書
この章では、月次(情報)について、具体的な知識を学びます。
◎月次は、どこを調べればわかるのか?
◎月次は、いつ、発表されるのか?
◎月次には、どのような情報が載っているのか?
◎月次だけを見ていればよいのか?
◎月次に注目するメリットは何か?など
月次についての基礎的な情報はもちろん、実戦的なものまで紹介しています。
第4章:銘柄選び
この章では、「どうやって投資対象企業を探していくのか」という具体的な話を解説しています。
著者が開設・運営している「月次Web」を中心に、次のような情報を紹介しています。
◎どの業界が強いのか
◎(強い業界の中での)同業他社比較について
◎各業界の基本情報やコロナ禍以降の見通し、注目銘柄について
(2022年6月現在)
◎個別銘柄の株価や月次の推移のチェック(株価が適正水準と比べて
割安か割高かや理論株価の確認)を通して、未来の企業価値も考え
ることの重要性について
第5章:定性分析(持続的な成長を遂げる企業を探す)
月次を利用した投資のひとつとして、徹底した資金管理を前提に、「月次の業績が好調で、かつ、株価も上がっている企業を、(上方修正狙い等で)短期トレードする」という方法もあります。
ただ、短期トレードは、専業以外の方が取り組むには敷居が高いでしょう。
その点、本書で展開している「月次の業績分析をスタートとして、持続的な成長を遂げる企業を割安なときに仕込む」という長い目で見ていく方法(長期投資)なら、投資する時間を確保しにくい人(例:サラリーマンなど)でも取り組めます。
この長期投資に必要なのが、以下のようなマーケティングやイノベーション理論を取り入れ、定性分析に応用する考えです。
◎ドラッカーのイノベーション理論
◎アンゾフの成長マトリックス
◎ランチェスターの法則
◎ブルーオーシャン戦略
◎キャズム理論
マーケティングやイノベーション理論は、一見、遠回りのように見えるかもしれませんが、「企業が成長の意志を持って戦略的、かつ、合理的な行動をしているのか」を探るうえでは欠かせません。
長期投資においては、月次(情報)は、あくまでも“きっかけ”です。月次で発見した企業が、そのあとに大きく伸びそうかどうかは、投資家自身が分析しないといけません。そのためのヒントとなる情報を紹介しています。
第6章:定量分析(企業の通信簿を見る)
この章では、第5章とは対照的な「定量分析」について学びます。
定量分析で必要になる資料が「決算書」です。以下のように、その読み方をポイントを絞って紹介しています。
◎決算書1ページ目の読み方
◎損益計算書(PL)の読み方
◎バランスシート(BS)の読み方
◎キャッシュフロー計算書(CF)の読み方
◎ROAやROEについての知識
◎理論株価と企業価値
◎中期経営計画と将来の企業価値
第7章:Excel分析(自分自身で取り組む)
この章では、第6章の定量分析について、自分自身で実践するための話を紹介しています。
今回、企業を分析するためのシート(月次予想シート)と同業他社を比較するためシート(同業他社比較シート)を用意しました(445ページのQRコードからダウンロードできます)。実際に、自分で数字を入力することで、本書で紹介しているような分析をすることができます。
◆本書の主な特長
割安成長株への長期投資で人気の投資家Vtuberはっしゃんが
10倍株の裏側と注目ポイントを解説!
- 毎月1回チェックするだけで成長株を探せる月次情報とは?
- 月次情報の読み方と月次情報を知ることのメリットとは?
- ユニクロがフリースの大ヒットでヒット商品番付1位を獲得したとき、どれほど売れたのか?
- すき家が吉野家を追い抜いて牛丼戦争を勝ち抜いた原点とは?
- ワークマンが職人の店を改良してワークマンプラスや#ワークマン女子に置き換えた時の業績は?
- いきなり!ステーキのブームが去って大量閉店してしまった理由とは?
- 業務スーパーがタピオカブームやコロナ禍の特需で躍進した背景は?
- ドラッグストアのコスモス薬品、ウエルシア、ゲンキー、ツルハ4社の業績の違いとは?
- ドラッカーやキャズムの経営理論を応用して成長株を見極める方法とは?
- 上場企業の1日の売上や利益まで計算 特典Excelテンプレート公開!
- 持ち株に含み損を一切持たない!1円損切りルールの秘訣とは?
- 理論株価を使って割高か割安か判断して未来の株価を計算するツールとは?
- 決算書を1ページ目の5箇所だけで速読する方法とは?
著者紹介
はっしゃん
投資家Vtuber。従業員持株会をきっかけに株式投資を始める。
サラリーマン兼業投資家として月次情報分析をしながら割安成長株に長期保有するスタイルで1億円を達成。現在は独立起業し、理論株価や月次情報などの客観的な投資データを各種メディアで発信する。監修する理論株価Webや月次Webは、個人投資家に人気のサイトになっており、twitterやYouTubeなどでも活躍。
著書に『成長株集中投資で3億円』(総合法令出版)、『決算書3分速読からの10倍株の探し方』(KADOKAWA)などがある。
目次
はじめに
第1章 月次ゲーム
第1節 月次情報だけで投資するゲーム
第2節 月次情報の見方
第3節 月次ゲームを始めよう
第4節 月次ゲームを終えて
はっしゃんコラム�� 月次売上がパーセント単位の理由
はっしゃんコラム�� 成長率と未来の株価の話
はっしゃんコラム�� 売上、利益、株価は店舗数に比例する法則
第2章 10倍株の成長の軌跡から学ぶ
第1節 月次情報で10倍株
第2節 ファーストリテイリング 〜世界企業ユニクロ最初の成功〜
第3節 ワークマン 〜「職人の店」が女性に人気になるまで〜
第4節 スノーピーク 〜新型コロナと企業価値の深い関係〜
第5節 ペッパーフードサービス 〜いきなり!ステーキの成功と失敗〜
第6節 ゼンショーホールディングス 〜牛丼戦争の勝者〜
第7節 モノタロウ 〜オンリーワン戦略で株価100倍〜
第8節 神戸物産 〜成長を続ける業務スーパー〜
はっしゃんコラム�� 前年同月比と前々年同月比の話
第3章 月次情報分析入門
第1節 月次情報の使い方
第2節 ステップ1 月次情報公開の有無をチェック
第3節 ステップ2 月次情報の発表予定日と発表場所
第4節 ステップ3 月次情報ファイルを分析する
第5節 ステップ4 月次情報と決算説明資料を比較する
第6節 ステップ5 月次情報と株価の連動性をチェック
第7節 ステップ6 成長限界と地域特性を考える
第8節 月次公開企業の共通点を理解する
はっしゃんコラム�� 絶対に損をしないこと
第4章 月次Webと月次情報で銘柄探し
第1節 月次情報分析のためのサイト「月次Web」
第2節 どの業界が強いかを見る
第3節 同業他社比較で投資候補を探す
第4節 月次Webと分類業界の基礎知識
その1:アパレル業界の勝ち組・負け組・注目株
その2:食品・スーパー業界の勝ち組・負け組・注目株
その3 コンビニ業界の勝ち組・負け組・注目株
その4 ドラッグストア業界の勝ち組・負け組・注目株
その5 生活雑貨・家電業界の勝ち組・負け組・注目株
その6 外食チェーン業界の勝ち組・負け組・注目株
その7 通販・EC業界の勝ち組・負け組・注目株
その8 百貨店業界の勝ち組・負け組・注目株
その9 サービス業界の勝ち組・負け組・注目株
その10 ネットサービス業界の勝ち組・負け組・注目株
第5節 全業種月次ランキングで変化を読む
第6節 個別銘柄ページで企業価値を考える
はっしゃんコラム�� 銘柄によって投資難易度は違うという考え方
第5章 マーケティング・イノベーション投資法
第1節 これから伸びる原石を探す方法
第2節 ドラッカーのイノベーション理論 〜新しい価値の創造〜
第3節 新規事業とアンゾフのマトリックス 〜10倍株7社の事例学習〜
第4節 ランチェスターの法則�� 〜弱者の戦略と強者の戦略〜
第5節 ランチェスターの法則�� 〜商品価値とマーケティング〜
第6節 ランチェスターの法則とブルーオーシャン戦略 〜差別化と集中〜
第7節 イノベーション実現の溝とキャズム理論 〜初期市場とメインストリーム〜
第8節 新型コロナショックとパラダイムシフト 〜価値観の変化に柔軟に対応する〜
はっしゃんコラム�� コロナ禍で大量閉店する企業の話
第6章 決算書と未来の企業価値
第1節 決算書を読む理由
第2節 決算書1ページ目の読み方
第3節 損益計算書(PL)を見える化して分析する方法
第4節 バランスシート(BS)を見える化して分析する方法
第5節 キャッシュフロー計算書(CF)を見える化して分析する方法
第6節 ROA・ROEと持続的成長の関係
第7節 理論株価から企業価値を考える
第8節 中期経営計画と将来の企業価値
はっしゃんコラム�� 利大損小と3年保有ルールの話
第7章 Excel分析にチャレンジ
第1節 Excelを活用してみよう
第2節 業績予想シートへのデータ入力
第3節 成長経過を見える化する3期分析シート
第4節 進捗率を先取りする月次分析シート
第5節 四半期特性を読む四半期分析シート
第6節 同業他社比較シートでライバルと比較する
はっしゃんコラム�� 決算書XBRLとPython
はっしゃんコラム�� 成長株の長期保有と利大損小サイクル
おわりに
(現代の錬金術師シリーズ168)
読者のご意見
作者がオリジナルで作成したExcelシートに実際にデータを入力することでより理解が深まり、紹介された手法でよい株を見つけてみようと思った、これからが楽しみ!...もっと見る
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